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震災遺構決定までの流れ

更新日:2025年12月9日

震災伝承検討委員会(平成25年11月から平成26年12月)

委員14名、委員会6回
各委員会の内容はこちらをご覧ください。

目的

東日本大震災による深い傷跡、悲しみの記憶及び震災を通じて得られた教訓を風化させることなく後世に伝えるための各種施策等を検討するとともに、専門的視点による効果的な提言を得る。

調査・検討事項

  1. 震災の記憶を伝承するための手法等に関すること。
  2. 震災遺構の選定及び保存方法に関すること。
  3. その他震災伝承に関すること。
  • 震災伝承に関するアンケート調査(2回)
    ア 市民の無作為抽出2,000名(18歳以上)
     回収数687(回収率34.4%) 門脇小学校の保存58.6%
    イ 市立中学校(9校)、高校(2校)の2年生799名
     回収数720(回収率90.1%) 門脇小学校の保存39.1%
  • 先進地視察(2回)
    ア 淡路、神戸、島原(雲仙)方面
    イ 新潟県長岡市、小千谷市
  • 新門脇地区復興街づくり協議会との意見交換会
    (参考)平成25年9月 市長要望「門脇小学校については、居住地域として相応しい土地利用を実施すること。」

 

提言書(平成26年12月)

新門脇地区復興街づくり協議会

  • 平成27年1月 提言書の報告
    「旧門脇小学校校舎を震災遺構として保存・活用すること」
  • 平成27年4月 市長との意見交換会

大川地区復興協議会

  • 平成27年5月 市長へ要望書提出
    「大川小学校被災校舎全体を保存し、周辺一帯を鎮魂の森として整備すること」

震災遺構調整会議(平成27年6月から平成27年12月)

担当部次長、各課長12名、会議5回
各会議の内容については、こちらをご覧ください。

目的

石巻市震災伝承検討委員会の提言及び大川地区復興協議会の要望を具現化するための必要な事項を検討し、今後の施策の展開に必要な判断材料を整理する。

調査・検討事項

旧門脇小学校及び旧大川小学校の保全に関し、次の調査・検討を行った。

  1. 課題の整理
  2. 建物の保存手法(全部保存又は一部保存等)
  3. 整備費用及び維持管理経費についての検討 等

震災伝承とその手法に関するアンケート調査(平成27年10月)

  1. 市民の無作為抽出 2000名(18歳以上)、回収数 938(回収率 46.9%)
  2. 新門脇地区住民 243名、回収数 140(回収率 57.6%)
  3. 大川地区住民 490名、回収数 324(回収率 66.1%) 

震災伝承及び震災遺構の保存に関する意見交換(平成27年11月から平成27年12月)

  1. 新門脇地区復興街づくり協議会
  2. 大川地区復興協議会

震災遺構に関する児童意見募集(平成28年1月から平成28年2月)

震災当時、在籍していた児童を対象(市外転出者を除く)

  1.  門脇小学校 236名、38通提出(提出率 16.1%)
     保存賛成 20、解体賛成 13、その他 5 
  2. 大川小学校 32名、6通提出(提出率 19.3%)
     保存賛成 4、解体賛成 2

震災遺構に関する公聴会(平成28年2月)

  1. 門脇小学校 発言者 9名
    保存賛成 5、解体賛成 3、その他 1
  2. 大川小学校 発言者 12名 
    保存賛成 8、解体賛成 4

震災遺構として、旧門脇小学校校舎及び大川小学校旧校舎の保存を決定(平成28年3月)

平成28年3月26日 市長記者会見
「旧門脇小学校は、震災伝承するための重要な施設であり、一部又は部分保存することとし、震災遺構として整備を行う。旧大川小学校は、震災伝承のための防災教育や、慰霊・追悼を行う重要な場所であり、全体を保存することとし、周辺については、慰霊・追悼の場としての環境整備を行う。」と発表。