子どもの権利ってなに!?(令和6年度子どもの権利標語コンテスト優秀作品決定!)
子どもの権利とは
子どもが保護者から大切に育てられ、学んだり遊んだりできることや、病気のときは医者に診てもらえること、暴力や差別から大人に守ってもらうこと、また、自由に考えたり意見を述べたりできることなど、子どもが成長するために必要なことです。
これは、世界中の子どもたちが幸せに暮らせるように、国際連合総会において全会一致で採択された「児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)」の中で決められており、「石巻市子どもの権利に関する条例」も、この精神に基づいて制定されました。
児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)
1989年11月20日、国際連合が子どもの権利条約をつくりました。これは、まだ18歳になっていないすべての子どもの権利をまもるために、世界中の国や地域のおとなたちが集まって知恵を出し、「子どもにとって一番いいことをしよう!」と約束を交わしたものです。
日本では1994年5月22日に、この条約が法律と同じように扱われるようになりました。
「子どもの権利条約」4つの柱
- 生きる権利 (生存)
- 育つ権利 (発達)
- 守られる権利(保護)
- 参加する権利(参加)
石巻市子どもの権利に関する条例
石巻市は、すべての子どもの権利が尊重され一人ひとりの子どもが健やかに成長できる社会づくりを目指して、平成21年に宮城県内で初めて「石巻市子どもの権利に関する条例」を制定しました。
また、条例に基づき、子どもの権利に関する施策の充実と子どもの権利の保障を推進するため「石巻市子どもの権利推進委員会」を設置しています。
「石巻市子どもの権利に関する条例」5つの要点
第4条 安全に安心して生きる権利
- 命を守られ、大切にされながら、いじめ、暴力、差別から守られます
第5条 自分らしく育つ権利
- 年齢や成長に応じて、一人ひとりの個性や自分らしく育つことが大切にされます。
第6条 自分を守り、守られる権利
- 権利の侵害から自分を守り、周りの人が自分を守ってくれます。
第7条 社会へ参加する権利
- 地域や社会の活動に参加したり、意見を表明することが大切にされます。
第8条 適切な支援を受ける権利
- 国籍や障がいなどに応じて必要な支援が受けられます。
参加してみよう・チャレンジしてみよう!
「参加する権利」の実現、実践には様々な方法があります。一緒に参加・活動したり、意見を表明してみませんか?
ジュニアリーダーの活動に参加してみよう
地域のこども会活動を活性化するために中高生が活動しています。他地域との交流会・研修会、イベントにも参加しています。一緒に活動してくれる中高生を募集しています!
ふるさと石巻の自然・文化・歴史を体験してみよう
「ふるさと子どもカレッジ」では石巻の自然・文化・歴史を活かした体験活動を取り入れた講座を開設しています。地引網漁、工場、企業、博物館見学など様々な体験により、自らの故郷について知り、学ぶことができます。
(対象:石巻市内の小学校に通う5年生、6年生)
非核平和について学び・考えよう
石巻市では非核平和都市宣言に基づき、「非核平和推進人材育成事業」として、被爆地である広島を8月5日から7日の日程で訪れ、平和記念式典への参列、原爆ドームや平和記念資料館を見学し、平和の尊さを学ぶ研修を実施しています。
(対象:石巻市内の中学校に通う3年生)
自然・環境について学ぼう
身近な自然から地域の環境や生き物について学ぶことを目的に「環境市民講座」を開講し、「自然観察ハイキング」や「木育講座」などを実施しています。
市内に在住または市内に通勤・通学している小学生以上の方ならどなたでも参加できます。
まちづくりについて一緒に考えてみよう
石巻市子どもセンター「らいつ」では、例年5月に「子どもまちづくり意見交換会(まきトーーーク)」を開催しています。意見やアイデアは、後日、直接石巻市長に伝えます!(対象:小学生から高校生世代)
らいつでは子どもの権利を柱に、子どもが自分の持つ力や可能性に気づき、地域や社会とつながるきっかけをつくっています。
また、「石巻市こども計画(第3期石巻市子ども未来プラン)」をつくるにあたり、「こども・若者委員」を募集し、意見や考えを聴く取り組みを行いました。
今後も声を聴く取り組みを実施していきます。
子どもの権利標語コンテストに応募してみよう
石巻市では、毎年「石巻市子どもの権利標語コンテスト」を開催しています。
優秀作品に選ばれた方に賞状と記念品を贈呈しています。(令和6年度の募集は終了しました。)
令和6年度 子どもの権利標語コンテスト
優秀作品
小学生の部
- 最優秀賞 「将来の ぼくらをつくる 子供の権利」
- 優秀賞 「くらべない 一人一人が 主人公」
- 優秀賞 「生きる育つ守られる、ぼくらの権利。」
- らいつ賞 「1人ひとり 個性を大事に 歩んでいく」
中学生の部
- 最優秀賞 「自分の意見 みんなが言える 石巻」
- 優秀賞 「未来が変わる 子どもの発言 大切に」
- 優秀賞 「人権は人の希望の命綱」
- らいつ賞 「私の力を信じて 見守ってほしい 輝く私の未来」
優秀作品は令和6年11月23日(土曜日)に開催した「子どもの権利標語コンテスト表彰式」で表彰を行いました。
(らいつ賞は子どもセンターらいつを利用する子どもたちが、らいつ会議で選定しています!)
同日に、一般社団法人プレーワーカーズ 廣川 和紀さんを講師にお招きして「子どもの権利講演会」を開催しました。
能登半島地震における子ども支援の活動もご紹介いただきながら、「子どもと一緒に考えて、対話しながら一緒に決める」、「支援するorされるではなく交流する&一緒に居場所をつくる」ことの大切さについてお話しいただきました。
子どもの権利学習テキスト
石巻市では、子どもの権利の普及・啓発のため「子どもの権利学習テキスト」の作成に取り組んでいます。
石巻市子どもの権利学習テキスト「子どものけんり」(中学生版)
関連ファイル
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このページへの問い合わせ
部署名:保健福祉部 子育て支援課
電話番号:0225-95-1111
児童手当・ひとり親家庭支援担当
子育て支援担当
児童クラブ担当