プレコンセプションケア
更新日:2025年12月4日
プレコンセプションケアとは
プレ(pre)は「の前の」、コンセプション(conception)は「受精・懐妊(新しいいのちを授かる)」ことで、プレコンセプションケアは「お腹に新しいいのちを授かる(妊娠)前の健康管理」を意味します。つまり、プレコンセプションケアは、「若い男女が将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康に向き合うこと」「次世代を担う子どもの健康にもつながる」ヘルスケアです。自身が希望するライフプランを叶えるために、男女問わず、思春期以降の若いみなさんに知って欲しい言葉です。

・プレコンセプションケアの目的は3つあります。
(2)若い世代の男女が将来、より健康になること
(3)(1)の実現によって、より健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちをより健康にすること
プレコン始めてみませんか?
プレコンセプションケアには、5つのアクションがあります。プレコンノートを活用し、できるところから、一つずつ取り組んでみましょう。
プレコンノート(国立成育医療研究センターホームページより)(外部サイト)

画像内のページ数は、プレコンノートのページ数です。
プレコンノートは、プレコンセプションケア (プレコン)を初めて聞いた方でも実践できるように作成されたものです。
健康のために、できることから始めてみよう!
若い頃から、自らの健康管理ができるようになることは、生涯にわたって「質の高い生活」を送ることにもつながります。1 自分の適正体重を知ろう
やせ(BMI 18.5未満)も肥満(BMI 25以上)も様々な病気のリスクを高めます。20歳代の女性の5人に1人がやせと言われています。栄養不足による若い女性のやせは、貧血や将来の骨粗しょう症の原因になるだけでなく、低出生体重児等、将来の赤ちゃんの健康にもかかわります。
また、肥満は生活習慣病の原因になる以外にも、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群のリスクになります。
自分のBMIは知っていますか?自分の身長・体重のバランスを確認してみましょう。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
(例)身長159cm、体重60kgの場合 60÷1.59÷1.59=23.7
BMIは、18.5から24.9を維持しましょう。

2 栄養バランスを整えよう
普段の食事に主食・主菜・副菜はそろっていますか?食事の量を極端に減らしたり、偏った食事は貧血や肌荒れなどの原因になります。
毎回の食事で主食・主菜・副菜がそろうように意識して食べるとバランスが良くなります。
また、女性は日頃から葉酸を意識して摂取しましょう。
1日の食事の内容や量については、食事バランスガイドを参考にしましょう。
<葉酸は妊娠の1か月以上前から必要な栄養素です>
妊娠前から妊娠初期にかけて、葉酸というビタミンをしっかり摂ることで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防につながります。
神経管閉鎖障害とは、胎児の神経管ができるとき(受胎後およそ28日)に起こる先天異常で、無脳症・二分脊椎・髄膜瘤などがあります。
妊娠を知るのは神経管ができる時期よりも遅いため、妊娠を希望する女性は緑黄食野菜を積極的に摂取し、サプリメントも上手に活用しながらしっかり葉酸を摂取しましょう。

3 適度に運動しよう
運動をすると血流が良くなり、筋肉量が増えます。運動はこころの状態にも良い影響を与えます。プレコンセプションケアでは、1週間150分程度の運動を目安を目安にしています。
普段運動をする習慣がない方は、今より毎日10分長く歩いたり、早く歩く、またお家の中でできる筋トレやヨガなどで身体を動かすなど、できることから始めてみましょう。
4 睡眠で心身のメンテナンスをしよう
睡眠は、こころとからだのメンテナンスに欠かせない、大切な生活習慣です。質の良い睡眠は、日々の疲れを回復させるだけでなく、さまざまな病気の予防にもつながります。
良質な睡眠をとるには、生活リズムを整えたり、寝る前に入浴などで体温をあげリラックスするなど、睡眠環境を整えることが大切です。
夜何度も目が覚める、朝起きた時に疲れが取れていないなどの不調がある時は、早めに専門の医療機関を受診しましょう。

5 禁煙にチェレンジしましょう
タバコは、がん・心臓病をはじめたくさんの病気を引き起こします。また、妊娠中の喫煙や受動喫煙は、流産、早産、周産期死亡、低体重を引き起こす可能性があります。
赤ちゃんが生まれた後も、乳幼児突然死症候群のリスク因子になるなど、広い範囲に影響を及ぼします。
禁煙外来等を活用して、禁煙に取り組みましょう。

6 アルコールは控えましょう
お酒は適量ならば緊張やストレスを和らげたり血行を促進したりするなどの効果がありますが、飲みすぎには注意が必要です。妊娠中にお酒を飲むと、アルコールは胎盤を通って赤ちゃんに影響します。妊娠を考えた時からアルコールは控えるようにしましょう。
7 ストレスと上手に付き合おう
ストレスをためすぎると、心身の不調や病気に繋がります。まずは、自分自身のストレスに気づくこと、そして、ストレスと上手に付き合うための、自分に合ったコントロール方法を身につけることが大切です。
ストレスが強く、心身に不調を感じる時には、早めに専門の医療機関等へ受診し、相談することをお勧めします。
こころの健康窓口
8 健康診断やがん検診を忘れずに受けましょう
健康診断やがん検診は、毎年、受けましょう。1年に1回、健康診断を受けて、ご自身の体の声を聴いてください。高血圧や糖尿病などの生活習慣病がないか、定期健診で早期に発見し治療により病気をコントロールすることで、妊娠経過や赤ちゃんの健康リスクを減らすことができます。
また、口の健康は全身の健康につながっています。定期的に歯科でお口のチェックを受けましょう。
各種健診・検診について
9 感染症を予防しよう
風しん、麻しん、水ぼうそうなど、妊娠中にかかると赤ちゃんに影響を与える恐れのある感染症があります。日頃から、手洗いやうがいなどの感染予防に努めるとともに、ワクチンで予防できるものもあるため、妊娠を考える前にパートナーや家族を含め、必要なワクチンを接種しましょう。
また、梅毒などの性感染症も増えています。性感染症の中には、不妊の原因になったり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に影響を与えるものもあるため、感染のリスクを感じたり、気になる症状がある方は、検査を受けて早期に治療を行うことが重要です。
予防接種について
10 かかりつけ医を持とう
大切な身体のために、気軽に相談できる「かかりつけ医」を持ちましょう。日頃から身体の状態を把握してくれている「かかりつけ医」がいることで、病気の早期発見や重症化の予防にも繋がります。
女性は、「婦人科」のかかりつけ医を持つこともおすすめします。
婦人科では、妊娠・出産や、女性特有の病気の治療だけでなく、月経や更年期に関することなど、女性ホルモンとの上手な付き合い方についても相談できます。
性と健康に関する相談先(性と健康の相談センター)
・スマート保健相談室(若者の性や妊娠などの健康相談支援サイト)
男女ともに性や妊娠に関する正しい知識を身につけ、健康管理を促す「プレコンセプションケア」の推進のため、厚生労働省から「スマート保健相談室」が公開されました。詳しくは「はじめようプレコンセプションケア スマート保健相談室」(外部サイト)をご覧ください。
・ヘルスケアラボ:厚生労働省
思春期から更年期まで、女性の健康について解説しています。詳しくは「女性の健康推進室へルスケアラボ」(外部サイト)をご覧ください。
プレコンセプションケアに関する取り組み
・各種健診・検診の実施(健康推進課)
・各種予防接種(健康推進課)
・不妊検査費助成事業・不妊治療費助成事業(健康推進課)
・「高校生のための食生活ガイド(4.55MB)」配付(健康推進課)
・助産師による「親になるための教育事業」(地域振興課)
・高校生のための性教育講話(地域振興課)(順次更新予定)
関連リンク
- 国立成育医療研修センター(外部サイトにリンクします)
このページへの問い合わせ
部署名:保健福祉部 健康推進課
電話番号:0225-95-1111
予防接種・健診担当
地域医療・総務担当
歯科保健担当
母子保健(乳幼児健診)担当
精神保健担当
成人保健担当
栄養担当

