更新日:2026年10月1日
質問一覧
消化管アレルギーについて教えてください
回答
最近、卵黄による消化管アレルギーが増えています。
消化管アレルギーの場合、通常の食物アレルギーと違い、食べてから1時間から2時間くらいで症状が出始めることが多く、症状は消化管に限られ、繰り返す嘔吐と下痢です。
重症の場合はショック状態なって顔面蒼白となりぐったりすることもあります。
一般的な食物アレルギーで見られるような、蕁麻疹や咳といったような症状がないのが特徴です。
赤ちゃんに見られることが多く、以前はミルクを飲んで症状が出るお子さんが多かったのですが、ここ数年は卵黄を食べて症状が出るお子さんが増えています。
よくあるパターンは、離乳食で少量から卵黄を食べ始め、少しずつ増やしていったら途中から吐き始めた、という経過です。
消化管アレルギーがどうやって起こるかまだよくわかっていません。
また、消化管アレルギーかどうかを調べるための検査方法もまだみつかっていません。
消化管アレルギーかどうかを確認するためには、もう一度食べさせてみて症状が出るかを確認するしかありません。
しかし、卵黄アレルギーの多くは、1歳までに自然に治癒することが多いと言われていますが、自己判断せずに主治医に相談し、適切な治療を受けてください。
赤ちゃんの乳糖不耐症
回答
赤ちゃんは、母乳やミルクに含まれる乳糖を、腸から分泌される乳糖分解酵素(ラクターゼ)によって変換し消化吸収しています。
乳糖不耐症は、乳糖分解酵素(ラクターゼ)の活性が低下しているために、乳糖を消化吸収出来ず、ひどい下痢を起こす病気です。
赤ちゃんの成長の妨げになることもあります。
特徴は、乳幼児(主に0から2歳未満)に、胃腸炎などをきっかけに下痢が長びき、特に乳製品(育児用ミルク、母乳)を摂ると下痢がひどくなります。
下痢以外には、お腹の張り、酸性臭(酸っぱいにおい)の便も特徴です。
原因としては、乳糖分解酵素(ラクターゼ)がウイルス性胃腸炎などで小腸粘膜がダメージを受けると、ラクターゼが減ってしまいます。
この状態でミルクや母乳など乳糖を含む食物を摂ると、乳糖が分解されず腸内に残ってしまい下痢になります。
吸収されない乳糖は小腸から大腸に入り発酵してガスが発生することで、お腹の張りや酸性便臭の原因となります。
治療方法は、胃腸炎を発症してから2週間くらいまでは通常の下痢に対する治療だけを行うのが普通です。
それ以降も下痢が続き、しかも乳製品を摂ると下痢をする場合は、母乳やミルクを中止し、乳糖を含まないミルクに変えたり、乳製品の摂取を控えるなどがあります。
また、乳糖の分解を助けるお薬もありますので、主治医とよく相談して適切な治療を受けましょう。
生魚は何歳から食べていいの?
離乳食が完了して、大人と同じ食材を食べ始める幼児期ですが、生魚(刺身)に関しては悩んでしまいます。
離乳食が完了するのが1歳6ヶ月頃ですが、離乳食の段階では生魚(刺身)を与えることはありません。
火を通した魚を順番に試していくのが一般的です。
生魚(刺身)については、離乳食が完了した後の3歳過ぎくらいから与え始めるケースが多いようです。
生魚(刺身)は新鮮であることが絶対条件で、少量から与えていくことが大切です。
抵抗力はあるか、歯が生えそろって噛めるようになっているかなどを元に考えます。
それに加え、消化機能の発達度合いも考慮する必要があります。
2歳は糖質の消化酵素は大人の70%程度、3歳は脂肪と蛋白質の消化酵素が大人並、
4歳で糖質の消化酵素は大人並になると言われており、消化機能が上がってくる、3歳以降が目安になるでしょう。
果汁100%のジュースなら子どもに飲ませても大丈夫ですか?
回答
市販の幼児向け果汁100%ジュースには、飲ませても良い目安の月齢が記載されていることが多く、生後5、6ヶ月頃からと書かれているものが多いようです。
100%の野菜や果汁のジュースだから、赤ちゃんにも安心かなと考えがちですが、実は糖質が多く含まれています。
小分けパックになった幼児用のりんごジュース1パックには、約12.6gの糖質が含まれています。これは3gのシュガースティック4本分に相当します。
離乳食時期の砂糖の目安摂取量は、ゴックン期は1g、モグモグ期は2g、カミカミ期は3g、パクパク期は4gとされていますので、幼児用のジュース1パックをそのまま飲ませるのは、糖分が多すぎるということになります。
糖分を摂り過ぎることで肥満や糖尿病、また、虫歯になるリスクも高まります。
ジュースを飲むタイミングによってはお腹がいっぱいになり、食事の量に影響するかもしれません。
ジュースは1歳を過ぎてから、できれば香料や添加物の入っていないものを選び、多くても1日1回100ml以内にしましょう。
授乳中に赤ちゃんが乳首を噛んで痛いです
回答
赤ちゃんが乳首を噛む理由は色々ありますが、歯が生え始めるときに痛みやむずがゆい感覚があり噛んでしまうことが一番多いようです。
また、お腹が空いていないときや、気が散るような環境での授乳は、赤ちゃんの集中力が切れて遊び飲みをし、乳首を噛んでママの気を引くこともあります。
ほかにも、おっぱいが飲みにくかったり、母乳の味が気にいらないなどの理由が考えられます。
では、できるだけ乳首を噛まれないようにするためにはどうすればいいのでしょう。
授乳する時は、赤ちゃんに乳首を深くくわえさせるよう工夫しましょう。
大きな口を開けるまで待って、乳輪が赤ちゃんの口で覆われるくらいまでくわえさせます。
また、赤ちゃんの様子を観察し、ニヤニヤしたりキョロキョロしたりしている時は遊び飲みを始めているので、授乳を一旦中断することも必要です。
噛まれた時の対処法としては、噛まれたら赤ちゃんの鼻を軽くつまみます。鼻をつままれると鼻呼吸が出来ないため、赤ちゃんは口からおっぱいを離します。
このほかにも、赤ちゃんが乳首を噛んだら、赤ちゃんの口にママの指を入れる、低い声で叱るなども有効です。
これを繰り返すことで、赤ちゃんは乳首を噛むことは良くないことなのだと理解し、やめることも多いようです。
噛まれた乳首が痛むときは、授乳後に保湿をして皮膚を保護しましょう。
その場合、赤ちゃんの口に入っても問題のない保湿剤を使用するよう注意しましょう。
授乳中、生理が再開すると母乳の味が変わるって本当ですか?
回答
授乳していると、母乳を作り出すプロラクチンというホルモンの影響で排卵が止まり、生理が来ない期間が長くなる傾向があります。
授乳中に生理が再開すると、ホルモンバランスが変化して母乳の味が変わり赤ちゃんが母乳を飲まなくなる、という噂があるようですが、医学的な根拠はありません。
ただ、母乳の味はママの食事や体調によって変化するほどの繊細なものです。
生理が再開するとホルモンバランスが変わることにより体調が優れないママもいるので、味に敏感な赤ちゃんは母乳の味に違いを感じるかもしれません。
また、生理が再開する頃から母乳量が減ったと感じるママも多いようです。これは、それまで排卵を止めていたプロラクチンの分泌量が減ることが理由と考えられます。
一説では、赤ちゃんは生理中の母乳の味が嫌いなのではなく、いつもより分泌が少ない母乳を嫌がって飲まなくなっているのかもしれないと言われています。
赤ちゃんにはどんな水を飲ませればいいの?
回答
ミネラルウォーターは、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富な飲み物です。
ミネラルは赤ちゃんの未熟な消化器官などに負担をかけ、下痢をすることがあります。
市販の水を飲ませる場合は、硬度100以下のミネラル含有量の少ない軟水を選びましょう。
生後5、6ヶ月頃までの赤ちゃんは、母乳やミルク以外の水分は必要ないと言われています。しかし、お風呂上りや夏場など汗を多くかいた時には、母乳やミルクでは足りない分を補うために水分を与えるとよいでしょう。
その場合、果汁やジュースは甘く、必要以上に欲しがることもあり、糖分の摂りすぎの心配も出てきますので、甘くない麦茶や白湯をあげましょう。
水道水を与える場合には、15分以上沸騰させるようにして下さい。しっかり塩素とトリハロメタンを取り除き、冷ましてから与えるようにしましょう。
沸騰させて飲ませる期間は医学的にいつまで必要かは決まっていませんが、多くの場合、離乳食が開始される生後6ヶ月頃から徐々に抵抗力がついてきます。そのため免疫力がつく頃まで水道水を沸騰させるのが望ましいと言われています。
赤ちゃんが誤飲してしまった時の対処方法とは?
回答
赤ちゃんの手の届く場所に、口に入る大きさのものを置くのは避けましょう。ラップの芯(直径40mm)の中を通る大きさのものは飲み込めるので、特に注意が必要です。
呼吸が弱くなったり、せき込んで苦しそうになったりしているときは、喉に異物が詰まっているサインです。
口の中に指を突っ込んで取り出そうとせず、赤ちゃんを太ももの上にうつ伏せにしてかかえ、背中を叩いて吐かせる方法等がありますが、薬品など吐かせてはいけないものがありますので、何を飲み込んだか確認をし救急車を呼ぶなど、落ち着いて適切な処置を行ってください。
吐かせてはいけないものとして以下のようなものが挙げられます。
・先がとがったもの(体の中に突き刺さる恐れがあります)
・揮発性の灯油、ベンジン、マニキュアの除光液など(吐かせる時に一部が気管に入り、誤嚥性肺炎を起こす危険があります)
・強酸性、強アルカリ性のトイレ用洗剤、義歯洗剤など(吐かせる時に食道の粘膜を痛めます)
【小児救急電話相談 #8000(ダイヤル回線・IP電話の方は022-212-9690)】
ミルクの正しい調乳方法
回答
調乳方法に対する国際的なガイドラインが2007年に変更されています。
以前よりも調乳するお湯の温度が高く(70℃以上)指導されていますので、調乳の方法、高温のお湯の取り扱いに十分ご注意ください。
まだ抵抗力の弱い赤ちゃんのために、ミルクは衛生的に注意して調乳することが大切です。粉ミルクの基本的な調乳方法をマスターしておきましょう。
- 洗って消毒した清潔な哺乳瓶に粉ミルクを量って入れます。分量はミルクのパッケージで確認を。
- 一度沸騰させた70℃以上のお湯を、出来上がり量の2/3程度まで入れます。(衛生的に調乳するため、必ず一度沸騰させた70℃以上のお湯を使います。水道水を使う場合はカルキを抜くため、やかんのふたをせず10分から15分沸騰させてください)
- 哺乳瓶にキャップとフードをつけて、軽くゆすってミルクを溶かします。フードをしないと熱いミルクが飛び出すおそれがあるので注意します。哺乳瓶を回すようにゆすると泡が立ちにくいです。
- 出来上がり量までお湯を足してできあがり。流水や氷水などにさらして、人肌くらいに冷ましてから飲ませます。衛生的な湯冷ましやミルク用の純水を使えば冷ます必要はありません。(腕の内側に数滴たらしてみて熱くないくらいが目安です)
本庁二階には授乳室を設置しております。内鍵もありますので、授乳やおむつ交換にどうぞ安心してお使いください。
どうして母乳がいいのですか?
回答
お母さんの体内で作られる母乳には、多くのメリットがあります。
母乳には、タンパク質や脂質、乳糖、ビタミンなどの栄養がバランスよく含まれています。
消化・吸収がよく、赤ちゃんの消化器官にも負担をかけません。病気になりにくくする免疫物質も豊富です。
とりわけ、出産後から一週間くらいの間に出る「初乳(しょにゅう)」には、多く含まれています。
また、母乳を赤ちゃんに与える授乳は、親子の絆を深めるスキンシップになります。
赤ちゃんはお母さんのぬくもりや、やわらかい乳首の感触などを全身で感じて、安心感を得ていきます。一生懸命に乳首を吸うわが子を見ていると、お母さんも赤ちゃんへの愛情が増すことでしょう。
出産してすぐ母乳育児を開始することは、お母さんの体の回復も助けます。
赤ちゃんが乳頭を吸うことで、子宮の収縮を促し、分娩後の出血を止める作用があると言われています。
赤ちゃんに母乳を吸われてカロリーが消費されることから、お母さんの体型も戻りが早いようです。
お世話をするうえでもお母さんは楽でしょう。
何か特殊な道具がなくても授乳はできるので、経済的で手間がかかりません。また、外出時に調乳グッズを持たなくても済むので助かります。
哺乳瓶がなかなか離せません
回答
哺乳瓶を卒業する時期は1歳6か月から2歳くらいの間に卒業しているのが一般的なようです。
卒業させるには、まず、コップでお茶や牛乳などを飲む練習をすることが必要です。
これができないと、なかなか哺乳瓶を卒業することができません。
コップから飲む練習をしているときは、コップを落としたり、こぼしたりすることがありますが、哺乳瓶を卒業するステップと考えて、やさしく接してあげましょう。
昼間はコップで飲めるのに、夜寝る前に哺乳瓶を欲しがることがありますが、両親も割り切って哺乳瓶を我慢させることが必要です。
初めは泣いて欲しがるので、つい哺乳瓶を与えたくなりますが、ここは親の我慢のしどころです。
本を読んであげたり、お話をしてあげたりしながら乗り切りましょう。
授乳していて、母乳が足りているか不安。母乳の出を良くするコツは?
回答
諦めずに、赤ちゃんに何度も吸わせることが大切です。赤ちゃんが乳頭を吸うと、その吸引刺激が脳に伝わり、母乳を出すためのホルモンが分泌されます。そのホルモンが、母乳の分泌を促す「プロラクチン」と、母乳をしぼり出す働きをする「オキシトシン」。赤ちゃんが吸わないと、この2つのホルモンは分泌されません。だからこそ、赤ちゃんに吸わせ続けることが大切なのです。
産後直ぐは、お母さんの母乳の出も少なめで、赤ちゃんも上手に吸えないなど、思うように母乳を飲ませられないものです。しかし、そこで「私のおっぱいは出ない」と諦めないでください。
最初は出る量を気にせず繰り返し吸わせること。そして、すぐにミルクを足さないことが大切です。また、産院の助産師などに相談するのもいいでしょう。
母乳を飲んだ後、口の端からたらたらと流れるようにおっぱいを吐きます
回答
赤ちゃんは、食道と胃の境の機能が未熟で、お腹に力が加わると胃の中のおっぱいやミルクが簡単に食道に逆流し、口の外にまでタラタラとあふれたりします。
これは溢乳(いつにゅう)と呼ばれるもので、0から3カ月ごろの赤ちゃんにはよくあることです。胃の容量を超えたものが出てきているだけなので、心配ありません。
ただ、最初はタラタラと吐いていたのが、次第に吐く回数が増えて、飲むたびに口や鼻から噴水のように激しく吐くようになったら注意が必要です。
「肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)」という病気かもしれません。
このような症状が出たら、早めに小児科を受診しましょう。
母乳で育てるとき、湯冷ましは必要ですか
回答
母乳で育っている赤ちゃんには湯冷ましは必要ないといわれています。
母乳は消化吸収が良いので、お風呂上りの水分補給として母乳を飲ませてかまいません。
湯冷ましが必要と言われたのは昔の習慣で、ミルクの質が悪かった時代に始まったそうです。
現代は粉ミルクの栄養価も高く、赤ちゃんがすくすく育つにはミルクだけで問題はないといわれています。
ただ、ミルクのみだけで育っているときに、風呂上りにミルクをあげるとミルクの量が多くなると感じる場合は、湯冷ましで水分補給しても良いと思います。
フォローアップミルクについて教えてください
回答
フォローアップミルクは、離乳食で不足しがちな栄養素を補う役割を持っています。
生後すぐから赤ちゃんに与えることの出来る一般的な粉ミルクとは違い、フォローアップミルクは新生児には与えることが出来ません。
フォローアップミルクには、離乳食だけでは不足しがちな鉄分、たんぱく質、カルシウム、ビタミンなどが含まれています。
育児用の粉ミルクと同じように、牛乳の成分が含まれているので、牛乳アレルギーの子どもには注意が必要です。
フォローアップミルクも、一般的な粉ミルクと同じように哺乳瓶で赤ちゃんに与えることができます。しかし、コップやストロー付きマグなどに入れて飲ませるのが、子どものコップ練習にもなりおすすめです。
フォローアップミルクの1日に飲ませる量の目安は、生後9カ月から12カ月頃で1日450から600ml程度、それ以降はおやつのタイミングなどに400ml程度です。
たんぱく質やカルシウムを過剰摂取してしまうと、腎臓に負担がかかってしまう場合があるので与えすぎには注意しましょう。
ただし、離乳食自体が順調に進んでいる場合には、フォローアップミルクを与える必要はありません。
液体ミルクについて教えてください
回答
2018年から乳児用「液体ミルク」の販売が日本でも解禁になりました。
日本で母乳以外の代替食品といえば「粉ミルク」ですが、海外では液体ミルクが主流です。
子育てに携わるお母さん・お父さんにとって画期的な出来事ですね。
育児が楽になるという見方が多く、待ち望んでいた人も多い液体ミルクですが、液体ミルクって何?といった声もまだまだ多く、粉ミルクとの違いやメリット・デメリットが気になる人も多いと思います。
液体ミルクのメリットは、調乳不要で授乳がスピーディー、常温での長期保存が可能、外出時に赤ちゃんを預けるときに便利です。
デメリットは、価格が粉ミルクに比べて割高、量の調整が出来ずムダが出やすい、ゴミと保管場所のスペースが増える事です。
手間がかからずスピーディーに授乳出来る液体ミルクは、育児負担の軽減はもちろん、災害備蓄としても重宝されていくことでしょう。
普段は母乳、粉ミルク派のご家庭でも「液体ミルク」という選択肢が増えることで、外出時や預ける、夜間にすぐに授乳したいときなどシーンに応じて使い分ければ、より育児負担を軽減出来るでしょう。上手に活用していきたいものですね。
吐き戻しが多いので心配です
回答
授乳後、ゲップを出そうとして縦抱きにしたら「ゲボッ」と吐いたり、ゲップを出して寝かせようとしたら吐いたりは良くあることです。
赤ちゃんの胃は、まだ大人のような形ではなくトックリ型をしていて胃の入り口のしまりが弱いので、飲んだ後に力を入れたり、手足を動かしたり、オムツ交換の時に吐くことがあります。
赤ちゃんは初めのうちは満腹感がないため、自分で飲む量を上手く調節出来ず飲み過ぎたりするので吐きやすいのです。
多く吐いてしまっても、その後機嫌が良く顔色も良ければ心配いりません。
飲みたがるようなら、吐いて落ち着いたら少し飲ませても大丈夫です。
吐いていても体重が増えていれば心配ありません。
注意が必要なのは、噴水のように大量に勢いよく遠くに吐いたりして体重が増えないときや、吐いた物の中に血液や黄緑色の胆汁が混じっている場合です。
このような時は小児科を受診しましょう。吐いた物を持っていくと診断に役立つでしょう。
母乳を長い期間飲ませていると虫歯になるの?
回答
虫歯は、母乳を飲ませているからなるものではありません。食事をして歯が汚れたままおっぱいを飲むと虫歯になります。汚れた歯をそのままにしておく事が虫歯の原因です。
ですから、歯を磨いたり、きれいに拭く事が大切です。そうすれば、おっぱいで虫歯が増えるという事はありません。お母さんとおっぱいを通じて得られる安心感、幸福感は優しい心を育てます。
このため、断乳ではなく卒乳がすすめられています。
母乳を飲ませているとアレルギーになるの?
回答
母乳には、お母さんの食べた物の成分が含まれますが、その量とは本当に微量に過ぎません。
実は、母乳育児には赤ちゃんのアレルギーを助長するような効果はなく、むしろアレルギーを早期発見するのに役立ちます。
現在、食物アレルギーは、ひどくないものであれば食べて慣らすという方法がとられている事が多いようです。
つまり、お母さんが積極的に色々な食物を摂取する事によって、赤ちゃんに、もしアレルギーがあったとしても、極少量から少しずつ摂取させる事が出来るのです。母乳が原因で赤ちゃんに新たなアレルギーが発症する事はありません。いくら心配でも、お母さんが食事制限したり、過度に特定の食物を食べないようにするのは逆効果です。
母乳育児は、アレルギーの早期発見が出来、もし重篤なアレルギーがあった場合は、未然に防ぐことが事が出来ます。
心配でも、食事はバランス良く十分に摂って、赤ちゃんに母乳を与えてあげて下さい。
母乳育児でむし歯になりますか?
回答
むし歯とは、口の中にいるむし歯菌が植物に含まれる糖分から酸を作って歯を溶かすという病気です。
母乳には乳糖という糖分が含まれていますが、むし歯菌は口の中で乳糖から酸を作れません。ところが、母乳とショ糖が混じるとショ糖のみより高い確率でむし歯になると言われています。
そのため、離乳食の汚れを残さないように口の中を綺麗にしましょう。
薬を飲む場合、母乳を与えてはだめですか?
回答
お母さんが飲んだ薬は、母乳に出てくることがほとんどです。
現代の医薬品の情報では、母乳に少しでも出る可能性のある薬剤には「安全性を優先して授乳しないこと・授乳中に薬を投与しないこと」と記載されています。
しかし、WHO(世界保健機関)やアメリカ小児学会では、授乳を避けるべき薬剤は3%、注意すべきまたは影響の懸念のある薬剤が23%、授乳中に服用しても差し支えない薬剤が74%とされ、薬剤による影響よりも授乳を中断してしまうほうが赤ちゃんにとって危険であると言われています。
よって、日本では薬剤の使用による母乳への影響については、科学的根拠に基づき判断の上、支援することとなっています。
つまり、病院を受診する際には、授乳していることを伝え、正しく薬剤を使用していきましょう。
夜通し寝ている赤ちゃんを起こして授乳すべきですか?
回答
基本的には、寝ている赤ちゃんを起こして授乳する必要はありません。
授乳の間隔やタイミングは個人差が大きいもの。
新生児の時期は、胃袋が小さく一回量が少ないため、一日に10回以上授乳することもありますが、成長と共に飲める一回量が増え、一日に5から6回くらいになってきます。
そうなってくると、夜間も基本的には赤ちゃんを起こして授乳しなくてもOKです。
赤ちゃんが母乳やミルクを欲しがったタイミングで与えてもらえば大丈夫です。
寝ている赤ちゃんを起こして授乳した方が良い場合は、飲む量が足りていない場合や乳腺炎の時です。
早産で生まれた赤ちゃんや小さく生まれた赤ちゃん、または体重の増えが緩やかな場合には、授乳間隔があきすぎてしまうと必要な母乳やミルクの量が飲めなくなることがあります。
また、おっぱいが張って赤くなり痛みがある、しこりがある、発熱しているという場合には乳腺炎が心配です。
夜間に搾乳する方法もありますが、赤ちゃんに直接吸ってもらった方がその症状が改善されることも多いです。
暑い夏の夜、ミルクや母乳だけで赤ちゃんは脱水になりませんか?
回答
結論から言うと、ミルクや母乳を必要量飲んでいれば、本来心配はいりません。
赤ちゃんは大人より平熱が高く代謝が良いため汗をかきますので、もし暑い時期に夜間の脱水が心配な場合には、室温や湿度、掛け物を見直してみてください。
大人が心地良いくらいの服装、温度設定で大丈夫です。
こどもは汗をかく能力が未発達のため、皮膚の血流量を増加させ、体の表面から周囲に熱を逃がすことで体温を調節しています。
室温はエアコン使用時に25から28℃になるように設定します。湿度は50%前後です。
ただ、体温調節については個人差がありますし、冷暖房の機能、住宅の構造、お住まいの地域によっても異なります。あくまで目安にして下さい。
掛け物は薄手のバスタオル、掛布団など、厚すぎなければOKです。
足で掛け物を蹴飛ばしてしまうようなら、薄手のスリーパーを着せる、お腹のあたりだけに掛け物するなどの工夫が必要です。
睡眠環境が快適であることが、とても大切なのです。

