毛利コレクション特集展「仙台藩の鋳銭場」開催
更新日:2025年3月6日
特集展の概要 仙台藩の鋳銭場を探る!!!
JR石巻駅とその南東部に、「鋳銭場(いせんば)」という地名があります。ここでは寛永通宝や仙台通宝といった、江戸時代のお金が断続的につくられていました。
享保11年(1726)仙台藩5代藩主伊達吉村が、財政難から脱却するため、幕府へ鋳銭願いを出し、許可されたことが石巻の鋳銭場の始まりです。
石巻に設置された理由は、舟運・海運を使って鋳銭に必要な燃料を集め、出来上がったお金を江戸へ運送することができたからです。
今回の特集展では、鋳銭場でつくられたお金や、発掘された鉄銭、銅銭の製造過程が描かれた「石巻鋳銭場工程絵巻」、役人が残した古文書など、石巻の鋳銭場に関わる資料に加え、各地の藩札、絵銭、両替に関わる道具も展示します。
開催概要
- 開催場所 石巻市博物館 常設展示室 毛利コレクション展示室
- 開催期間 令和7年3月15日(土曜日)から令和7年7月6日(日曜日)まで
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日休館) - 観覧料金 一般300円/高校生200円/小中学生100円
20名以上の団体は2割引
市内在住の小・中学生は、土日・祝日及び夏休み期間にゆうゆうパスポート利用で無料。 - 展示替え 5月17日(土曜日)から後期展示として、「石巻鋳銭場工程絵巻」の場面替えを行います。
特集展のみどころ
その1 「石巻鋳銭場工程絵巻」全部見せます!
銅銭をつくる様子を、生き生きと描いた「石巻鋳銭場工程絵巻」。その長さ、なんと約13メートル!
前期・後期の2回に分けて、全場面を展示します。
前期:3月15日(土曜日) から 5月16日(金曜日) まで
後期:5月17日(土曜日) から 7月 6日(日曜日) まで
その2 そうだったのか!江戸時代の銅銭のつくり方
展示室では、絵巻に出てくる道具の実物をピックアップし、展示していきます。絵巻と道具を見比べながら、銅銭のつくり方を知ることができます!
その3 古文書から探る、鋳銭場の操業
毛利コレクションをはじめ、博物館が所蔵する資料には、鋳銭場で働いていた人々や、江戸の金座から派遣されてきた役人が残した記録があります。それらの記述をひもとき、仙台藩の鋳銭場がどのように操業されていたのか紹介します。
関連講座
その1 博物館講座「仙台藩の鋳銭場」
日時:3月29日(土曜日)13時30分から15時0分まで場所:マルホンマキアートテラス 大研修室
定員:80人(参加無料、先着順、申込不要)
講師:塚本杏奈(当館 学芸員)
その2 ロゴシール、プレゼント企画! ☆ワークシート・チャレンジ☆
会期中、受付で配布しているワークシートを使って、絵巻に描かれている道具を展示室で探そう!正解者には石巻市博物館ロゴシールをプレゼント!
未就学児のお子様も、お家の人と一緒にチャレンジしよう!
毛利コレクション特集展「仙台藩の鋳銭場」チラシ表
毛利コレクション特集展「仙台藩の鋳銭場」チラシ裏
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このページへの問い合わせ
部署名:教育委員会 生涯学習課
電話番号:0225-95-1111
生涯学習担当
文化担当
石巻市博物館 学芸担当
電話番号:0225-98-4831(マルホンまきあーとテラス内)