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ZEH(住宅)について

更新日:2023年5月25日

ZEHとは

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(Net Zero Energy House)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、太陽光発電などの再生可能エネルギー等を導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した住宅」のことで、消費するエネルギーと創るエネルギーの収支がゼロになることです。

【一次エネルギー】

一次エネルギーとは天然ガスや石油、石炭などの化石燃料や原子力、水力・太陽光など自然から得られるエネルギーのことです。

【二次エネルギー】

電気、ガソリン、都市ガス等の一次エネルギーを変換加工したエネルギーです。



ZEHイメージ

一次エネルギー消費量

ZEHはなぜ必要

地球温暖化など、気候変動に対する国際的な枠組みを決める会議にて温暖化対策の国際的枠組みが採択され、国の施策にて、2050年カーボンニュートラル、2030年度温室効果ガス46%排出削減の実現に向け、2021年10月に「エネルギー基本計画」が閣議決定され、建築物省エネ法の改正により、2025年度までに建築物の省エネルギー基準への適合が義務化されることとなりました。
また、2030年度以降に新築される住宅・建築物について、ZEH(ゼッチ)・ZEB(ゼブ)基準の水準の省エネルギー性能が確保されていることを目指し、省エネルギー基準の段階的な水準の引き上げを遅くとも2030年までに実施することとなったためです。

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス概要

概要

主な設備例

  • 再生可能エネルギー
    太陽光発電等の再生可能エネルギーを導入し、住宅にエネルギーを供給いたします。
  • エネルギー計測装置
    電気やガスの使用量や、太陽光発電の発電量などを計測して「見える化」をしたり、家電製品を自動制御したりします。
    「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の頭文字を取って、略称「HEMS(ヘムス)」といいます。
  • 外皮の断熱と日射遮蔽
    屋根、天井、壁、床等を高断熱化し、日射熱を防いだり、外気温の影響を受けにくくしたりして、暑い時期には室内気温を上昇しにくく、寒い時期には室内気温を下降しにくくします。
  • 開口部の断熱と日射遮蔽
    窓を断熱性能の高いガラスやサッシにするとともに、庇の活用や窓の配置を工夫し、日射熱を防いだり、外気温の影響を受けにくくしたりして、暑い時期には室内気温を上昇しにくく、寒い時期には室内気温を下降しにくくします。

その他の設備例

 ZEHでは、上記以外に、年間の一次エネルギー消費量の収支ゼロを実現するため、下記の設備が用いられる場合があります。
  • LED照明
  • 高効率エアコン
  • エコキュート、エコジョーズ
  • 節湯型水栓
  • 蓄電システム
 

ZEHのメリット

  1. 経済性
    高い断熱性能や高効率設備の利用により、月々の光熱費を安く抑えることができます。
    さらに、太陽光発電等の創エネについて売電を行った場合は収入を得ることができます。

  2. 快適・健康性
    高断熱の家は、室温を一定に保ちやすいので、夏は涼しく、冬は暖かい、快適な生活が送れます。
    さらに、冬は、効率的に家全体を暖められるので、急激な温度変化によるヒートショックによる心筋梗塞等の事故を防ぐ効果もあります。

  3. 災害時等における適応性
    台風や地震等、災害の発生に伴う停電時においても、太陽光発電や蓄電池を活用すれば電気が使うことができ、非常時でも安心な生活を送ることができます。
 

 補助金情報

 

ZEBとは

Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と呼びます。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。
建物の中では人が活動しているため、エネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、省エネによって使うエネルギーをへらし、創エネによって使う分のエネルギーをつくることで、エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにすることができます。
 
ZEBイメージ