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帯状疱疹について

更新日:2024年11月26日

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)のウイルスが原因で起こる痛みをともなう皮膚の病気です。水痘にかかったことがある方なら、誰でもかかる可能性があります。
水痘は、治った後もそのウイルスが体内に潜伏し、加齢や疲労、ストレス等で免疫力が低下した時に、再び活性化し、「帯状疱疹」として発症します。


加齢などによる免疫力の低下の影響もあり、50歳以上から発症率が高くなり、80歳までには、約3人に1人がかかると言われています。

 

症状について

初期症状は、皮膚の痛みで体の左右どちらか片側の神経に沿って起こります。数日後にはピリピリ感・痛みのある部位に発疹が現れます。発疹は徐々に広がっていき、やがて水疱(水ぶくれ)に変化します。水ぶくれは時間の経過で破れてかさぶたとなり治癒します。皮膚の症状が元に戻るまでには1か月程を要します。

また、合併症を伴うことがあり、代表的なものとして、皮膚の症状が治まった後も3か月以上痛みが続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」があります。

治療について

帯状疱疹は、症状がひどくなる前に受診し、治療を始めることが重要です。
抗ウイルス薬を投与することにより、痛みの期間の短縮、発疹の発生の抑制、皮膚の症状の治癒を促す効果が得られますが、十分な治癒効果を得るためには、発症後速やか(発疹が現れてから3日以内)に投与を開始することが望ましいとされています。また、痛みを和らげる鎮痛薬等が使われる場合もあります。

帯状疱疹を疑う症状が現れた際には、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。

予防について

免疫の低下が帯状疱疹につながることから、日頃からの体調管理に気をつけ、できるだけ健康的な生活習慣を保ち、免疫力を高めることが大切です。バランスのとれた食事や、適度な運動、適切な睡眠を心掛けましょう。
50歳以上の方については、帯状疱疹予防ワクチンを接種することも有効であるとされています。
 

帯状疱疹の予防接種について

現在、国が定期接種化の検討を行っています。現時点では定期接種の対象ではないため、石巻市では接種費用の助成は行っておらず、任意の予防接種(全額自己負担)となります。
帯状疱疹予防ワクチンは、発症を抑制し、重症化や後遺症の予防につながるとされていますが、100%発症を防ぐものではありません。
効果や副反応など十分に理解し、かかりつけの医師とよくご相談の上、ご検討ください。

帯状疱疹に有効なワクチンは2種類あります。
接種回数や費用が異なりますので、詳しくは接種を行う医療機関へお問い合わせください。

帯状疱疹予防ワクチンの種類
  乾燥弱毒生水痘ワクチン
(ビケン)
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
(シングリックス)
種類 生ワクチン 不活化ワクチン
注射方法 皮下注射 筋肉内注射
接種回数 1回 2回
費用 1万円前後 4万円前後(2回分)
発症予防効果 約50%程度 約97%
持続効果 約5年 約9年以上
主な副反応 ・注射部位の赤み、かゆみ、痛み、腫れ など ・注射部位の赤み、痛み、腫れ
・胃腸症状 など

  • 任意の予防接種のため、費用は医療機関によって異なります。
  • 予約が必要な場合がありますので、事前に医療機関にお問い合わせください。

このページへの問い合わせ

部署名:保健福祉部 健康推進課
電話番号:0225-95-1111

予防接種・健診担当
地域医療・総務担当
歯科保健担当
母子保健(乳幼児健診)担当
精神保健担当
成人保健担当
栄養担当