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ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防接種について

更新日:2024年4月5日

子宮頸がんは、子宮の頸部という子宮の入口に近い部分にできるがんです。そのほとんどがHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因とされており、感染は主に性的接触によって起こり、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。

【ヒトパピローマウイルス感染症 子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン 厚生労働省ホームページ】外部サイトにリンクします

9価ワクチン(シルガード9)の定期接種化について

令和5年4月1日から新たに9価ワクチン(シルガード9)が公費(無料)で接種できるようになりました。よって、公費(無料)で接種できるHPVワクチンは、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類です。
HPVにはいくつかの種類(型)がありますが、9価ワクチン(シルガード9)は、このうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。その中でも、子宮頸がんの原因の80パーセントから90パーセントを占める、7種類のHPV(HPV16/18/31/33/45/52/58)の感染を予防することができます。

【9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について 厚生労働省ホームページ】外部サイトにリンクします

積極的な勧奨の再開について

ヒトパピローマウイルス感染症予防接種(HPVワクチン)は、平成25年4月に定期接種となった直後にワクチンとの因果関係が否定できない副反応が疑われる事例が多数発生したため、厚生労働省通知に基づき積極的な勧奨(対象者全員に対する予診票の個別送付など)を差し控えていました。
その後、国の検討部会において、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められましたので、本市においても積極的な勧奨が再開されました。
また、積極的な勧奨の差控えにより接種機会を逃した方を対象に、時限的に将来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行う「キャッチアップ接種(過去に合計3回接種していない方)」を実施しています。接種を希望する方は、厚生労働省ホームページ及び厚生労働省ホームページ内リーフレットをよくご覧いただき、ワクチン接種の有効性および安全性について、十分に理解いただいた上で、接種を受けてください。

【ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ キャッチアップ接種のご案内 厚生労働省ホームページ】外部サイトにリンクします

対象者

接種時点で石巻市に住民登録のある女子(標準的な接種時期は中学1年生です)

  学年と年齢 生年月日
通常接種 小学校6年生(12歳)から高校1年生(16歳) 平成20年4月2日から平成25年4月1日まで
キャッチアップ接種  高校2年生(17歳)から27歳 平成9年4月2日から平成20年4月1日まで

令和5年5月末に、平成22年4月2日から平成23年4月1日までに生まれた女子に対して予診票を送付しました。

    接種期限

    1 通常接種の場合は、高校1年生(16歳)の年度末まで
    2 キャッチアップ接種の場合は令和7年3月31日まで        

    接種費用

    接種期限内に規定の回数と間隔で接種する場合は、無料で接種できます。
    接種期限を過ぎると全額自己負担となりますので、ご注意ください。
    なお、キャッチアップ接種の対象の方で、令和4年3月末までに自己負担で任意接種を受けた方については、下記「接種費用の助成について」をご確認ください。

    HPVワクチンについて

    接種回数と標準的な接種間隔

    ワクチンの種類          接種回数       標準的な接種間隔                                 
    2価ワクチン
    (サーバリックス)

    3回

    1回目の接種から1か月の間隔をおいて2回目を行った後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて3回目を行う。

    4価ワクチン
    (ガーダシル)

    3回

    1回目の接種から2か月の間隔をおいて2回目を行った後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて3回目を行う。

    9価ワクチン
    (シルガード9)
    2回または3回 1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合の接種回数は2回となり、1回目の接種から6か月の間隔をおいて2回目を行う。

    1回目の接種を15歳になってから受ける場合の接種回数は3回となり、1回目の接種から2か月の間隔をおいて2回目を行った後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて3回目を行う。

    原則、1回目から3回目まで同じワクチンを使用します。
    過去に接種歴がある場合、原則、同じワクチンで残りの回数を接種することとなりますが、接種したワクチンの種類が不明の場合は、医師と被接種者とで十分に相談した上で、接種するワクチンの種類を選択してください。
    この場合、結果として異なる種類のワクチンが接種される可能性がありますので、ワクチンの互換性に関する安全性、免疫原性及び有効性についても、十分な説明を受けてください。   

    指定医療機関

    令和6年度指定医療機関一覧
    上記医療機関のほか、宮城県広域化予防接種事業(外部サイトにリンクします)の実施医療機関でも接種することができます。変更となる場合もありますので、事前に医療機関へ問い合わせてください。

    なお、特別な事情により、県内の指定医療機関以外または県外の医療機関での接種を希望する場合は、「予防接種実施依頼書」が必要になりますので、接種の10日前までに健康推進課へご連絡ください。
    (「予防接種実施依頼書」とは、受けた予防接種により健康被害が生じた場合に、石巻市が健康被害救済のための措置を講じることを明らかにする書類です。)

    副反応等について

    HPVワクチンの接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。
    接種後に気になる症状があるときは、まずは接種医療機関にご相談ください。

    副反応の詳細については、厚生労働省ホームページ及び厚生労働省ホームページ内リーフレットをご覧ください。

    【ヒトパピローマウイルス感染症 子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン 厚生労働省ホームページ】外部サイトにリンクします

    接種費用の助成について

    HPVワクチンの任意接種を自己負担で受けた方を対象として、接種費用の助成を行います。

    対象者

    次の要件を全て満たす方
    • 平成9年4月2日から平成17年4月1日までの間に生まれた女子
    • 令和4月4月1日時点で石巻市に住民登録がある方
    • ヒトパピローマウイルス感染症に係る3回の定期接種が完了していない方
    • 定期接種の接種期限の翌日から令和4年3月31日までに日本国内の医療機関でHPVワクチン(2価又は4価)の任意接種を自己負担で接種を受けている方
    • 助成を受けようとする接種回数分について、キャッチアップ接種を受けていない方
    • 他の自治体から同様の助成を受けていない方

    助成額

    領収書がある場合は、接種費用の実費相当額を助成します。
    領収書がない場合の助成額は、申請年度における定期接種の委託料の額とします(1回当たりの単価×接種回数)。

    申請方法

    1.石巻市ヒトパピローマウイルス感染症予防ワクチン接種費用助成申請書に必要事項を記入し、下記の書類を添えて、健康推進課に提出してください。

    • 申請者の氏名・住所・生年月日が確認できる書類(申請時の住所記載の住民票・運転免許証・健康保険証等)の写し
      (注)申請者と被接種者が異なる場合は2人分提出してください。
    • 振込先金融機関の通帳又はキャッシュカードの写し
    • 接種費用の支払を証明する書類(領収書及び明細書、支払証明書等)の原本
    • 接種記録が確認できる書類(母子健康手帳、接種済証等)の写し
      (注)接種記録が確認できる書類がない場合は、「ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種証明書」を提出してください。
      (注)ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種証明書の発行に係る費用は、助成の対象となりません。
    2.申請書類の内容を審査し、助成金交付決定通知書又は助成金不交付決定通知書をお送りします。
    3.助成金の交付を決定した方には、指定の口座へ助成金を振込みします。
     (注)振込みまで1か月程度かかります。
     

    申請期限

    令和7年3月31日まで

    健康被害救済制度について

    予防接種の副反応による健康被害は、極めてまれですが、なくすことができないものであるため、治療が必要となったり、生活に支障が出るような障害が残るなどの健康被害が生じた場合の救済制度が設けられています。
    健康被害が生じた場合は、ご相談ください。
    健康被害救済制度の詳細は、厚生労働省ホームページ「予防接種健康被害救済制度について(外部サイトにリンクします)をご覧ください。
    リーフレット(健康被害救済制度)(外部サイトにリンクします)もご確認ください。

    子宮がん検診について

    予防接種ですべての子宮がんを予防できるわけではありません。
    HPVワクチンを受けた場合であっても、免疫が不十分である場合やワクチンに含まれる型以外の型により子宮頸がんの可能性がありますので、20歳を過ぎたら定期的に子宮がん検診を受けることが大切です。

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    このページへの問い合わせ

    部署名:保健福祉部 健康推進課
    電話番号:0225-95-1111

    予防接種・健診担当
    地域医療・総務担当
    歯科保健担当
    母子保健(乳幼児健診)担当
    精神保健担当
    成人保健担当
    栄養担当