女川原子力発電所2号機における所内常設直流電源（3系統目）の設置等に関する事前協議の回答について

本日、東北電力株式会社に対し、令和5年7月3日に受けておりました「女川原子力発電所周辺の安全確保に関する協定書」第12条に基づく女川原子力発電所2号機の所内常設直流電源（3系統目）の設置および固体廃棄物処理系固化装置の固化材変更に係る事前協議について、了解する旨を回答いたしました。

了解に当たりましては、地域住民等のより一層の信頼が得られるよう、東北電力に対し、3つの事項を要請いたしました。

1. 所内常設直流電源設備（3系統目）は、重大事故等に対処するために重要な設備であることから、原子力発電所の安全性を確保するため、訓練等によって重大事故等への対処の実効性の維持・向上に努めること。
2. 設置工事については、周辺環境の保全に留意し、作業に当たっては、安全を全てに優先すること。
3. 地域住民や関係自治体に対し、設置工事の状況や安全性確保に向けた取組等について積極的な情報公開を行うこと。

本市といたしましては、住民の安全を最優先する立場から、今後も宮城県、女川町とともに、東北電力株式会社に対し、女川原子力発電所の安全性の更なる向上に努めるとともに、地域住民に対する説明責任を果たしていくよう求めてまいります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和6年7月5日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  石巻市長　齋藤 正美