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海にかかわる体験活動

更新日:2022年11月11日

昨日、漁協青年部様のご支援を頂いて、子供たちは「わかめのたね付け」と「ナマコの放流」を体験しました。小春日和の中、伸び伸びと活動することができました。まず、お世話になる漁協青年部の皆様へご挨拶し、そこで青年部の方からサプライズがありました。「ナマコの放流をしてみませんか。」とのご提案があり、びっくりやらうれしいやら。みんなが、かわいらしいナマコに興味津々でした。お陰様で、未体験の活動をもう一つ行うことができました。水産資源を豊かにするための活動の一つだそうです。
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 青年部の方の指示で、ナマコを入れ物から小さいバケツにすくって船上から海へ放流しました。以前に体験したホシガレイの放流の仕方とは違いましたが、「大きくなってね。」「カモメがもうねらっているようだよ。」などとつぶやく子供たちに、生き物を慈しむ気持ちに変わりがないことが伝わってきました。
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 放流後は一度、陸に戻り、「わかめのたね付け」体験を行いました。ロープのよりを一度開いて、その隙間にわかめのたねを挟んでいきます。とても長いロープ全体に渡ってよりを開き挟んでいくのは、子供たちにとって至難の業ですので、青年部の方が手伝ってくれました。「上手だね。」「いい感じ。」「ここをそうするといいよ。」などとアドバイスを頂きました。すると子供たちはだんだん上手に、手際よくできるようになりました。作業中、青年部の方々にも子供たちにも笑顔が一層広がりました。
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 その後は、たね付け作業を終えたロープを海中へおろす作業を見学しました。子供たちは、遠くに見えるロープの端に付けた浮きを見てその長さに改めて驚くとともに、作業を進める青年部の方々の手際の良さにすごさを感じていました。見学を終え、代表児童が感想とお礼を述べました。その中で、感謝の気持ちを伝えるとともに、大人は何気なく作業を進めているように見えるけれど、実はたいへんですごいことなのだということを、今日改めて感じたということにふれていました。まさに実感を持った学びだと思いました。
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 今回の体験活動の内容は、初の試みでありましたが、子供たちにとって貴重な学びの場となりました。次回以降につなげていきます。今日付けたわかめのたねがどのように成長するのでしょうか。漁協青年部の皆様による子供たちへのご支援をありがとうございました。