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三校合同産業学習に行ってきました

更新日:2022年11月9日


 11月8日に牡鹿地区の3つの小学校の高学年合同で牡鹿産業学習に行ってきました。

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 最初に向かったのは鮎川漁港です。この日も素晴らしい小春日和。

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 子供たちは説明してくれる方の近くに集まり,目を見てしっかりお話を聞きました。素晴らしい習慣です。

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 大きな氷の裁断体験にも進んで取り組みました。なかなか簡単には切れませんが,6年生のお友達がアドバイスを受けて真っ二つに氷の塊を切った時は大きな拍手がわきました。

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 機械で裁断された氷が階下に降ってきます。迫力がありました。

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 水揚げされたばかりのワタリガニや蛸にも進んで触れていました。鮎川小学校の教頭先生から「寄磯小の子供たちってすごいねぇ」と褒められました。

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 続いて向かったのは鮎川捕鯨さんです。

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 前日夕方に水揚げされたツチクジラの解体がまさに終わったばかりという幸運に恵まれました。7メートルを越えるツチクジラ,初めて目にする子供たちはびっくりです。勿論私たち教員も初めてです。感激しました。

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 クジラを仕留めたモリや解体に使う道具を見せていただき,準備していただいた資料を使って捕鯨の歴史や文化について詳しく解説していただきました。

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 また氷漬けにされた心臓を持ち上げる体験もさせて頂きました。28キロ。ここでも進んでやってみたいと言う子供らしさが素晴らしかったです。

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 その場で貴重な心臓を捌き,焼いて振舞っていただきました。寄磯小の子供たちは進んで手を伸ばし,味わっていました。「肉みたい!」(肉です…)とても美味しかったです。こんな体験は牡鹿半島の子供たちだからこそできることです。ありがたいです。

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 午前中の最後は,外房捕鯨さんへ。

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 塩漬けにした鯨をパックに詰める作業を体験させていただきました。すぐにやってみたいと申し出る姿,主体的に学ぶ姿に感心しました。

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 ご指導いただきながら上手にパック詰めしていました。こちらでは子供たちに缶詰と各学校に鯨獲りの本を頂きました。ありがとうございます。
 本は図書室でいつでもみんなが見られるようにします。

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 昼食はホエールタウン前に広場で。ホエールタウンの職員の皆さんのご好意で,コッツのクリスマスツリーの飾りつけをさせていただきました。最後にみんなでカウントダウン。きれいに点灯しました。時の流れは一気に年末に向かいますね。

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 午後はホエールランドの見学。今回もクジラ博士に説明していただきました。クジラ博士のお話はいつ聞いても,新しい発見があります。バックヤードも見せていただき,捕鯨船第16利丸(としまる)も案内していただきました。船上からの眺めも素晴らしかったです。

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 また,鹿の生態についても詳しく教えていただきました。

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 一日の最後はワークショップで,クジラの髭のストラップを作りました。
 一日,鮎川の漁業,捕鯨について学びました。どの研修先でも,職員の皆さんの捕鯨の文化,歴史を次世代に伝えたいという熱意,思いが本当に伝わりました。そして,牡鹿の次代を担う子供たちへの期待と愛情をとても強く感じ,感謝の思いが絶えない一日となりました。本当にありがとうございました。