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牡鹿教育講演会

更新日:2022年8月24日


 8月22日に清優館を会場に牡鹿教育講演会を開催しました。3年ぶりの開催です。

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 講師をお願いしたのは浦和学院高等学校の車谷裕通様。震災直後からずっと東松島,石巻市,そして牡鹿の子供たちの復興支援に中心になって取り組まれてきた方です。

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 コロナ禍以前は,夏休みに浦和学院のボランティアの高校生さん達を学校に連れてきてくださり,サマースクールを開催し,勉強を教えていただいたり,一緒に遊んでもらったりしてきました。車谷様は浦和学院の野球部顧問であると同時に、復興支援の企画部長を長く務められてきました。

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 コロナ禍になってから3年,今までのような交流ができなくなると,夏休み帳やお手紙を送っていただいたり,昨年度は高校生の皆さんがテストを作ってくれて,添削をしていただいたりと,工夫して交流を続けていただいてきました。この3年で牡鹿4校の教職員も大幅に替わりました。そこで,改めて車谷先生のお話を伺い,浦和学院さんの思いや願い,交流の意味を原点に立ち返って全教職員で学ぶことにしたのです。

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 たまたま車谷様が23日からボランティアで石巻に高校生の皆さんと一緒に来ることになっており,その前日に時間を割いていただくことになりました。当日は牡鹿4校の教職員と希望された保護者の皆さんが参加しました。「交流からの学び」と題して,この活動がどのような経緯で始まり,どのような方々の協力で続いてきたのかお話していただきました。

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 途中には元寄磯中学校長の畠山卓也様をはじめ,来賓としてお越しいただいた方々からも当時のエピソードをお聞かせいただきました。

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 我々教職員は,牡鹿の子供たちが受けてきたご支援,一方通行ではなく双方に意味のある交流の意味,ボランティア活動の意味などを教わることができました。子供たちとの再会を前に本当に有意義な学びとなりました。車谷様,ありがとうございました。