2月5日＿たらこつくろう＿5・6年生

　社会科の校外学習で、5・6年生が湊水産に行ってきました。

　午前中は6年生が「子育て支援／震災復興の願いを実現する政治」、午後は5年生が「水産業のさかんな地域」の学習をより深く学ぶ目的をもって、実施しました。
　湊水産に到着後、工場内の様子を見学し、鱈からたらこを取り出す「解体ショー」が始まりました。突然のことでびっくりしていましたが、たらこの様子がよく理解できたようでした。
　広間に集合後、震災からの復興の様子をDVDで視聴し、5年生は石巻市の水産業の概要についても説明をいただきました。そしていよいよ「たらこつくろう」ワークショップの始まりです。塩やグルタミン酸ナトリウムなどを混ぜて調味液を作り、たらこに漬け込みます。その際「おいしくなーれ」と呪文を唱えながら調味液をなじませると、たらこにストレスがかからずおいしく仕上がるそうです。
　その後は、工場で出来立てのたらこの試食です。ご飯も無農薬ササニシキとあって、とてもおいしくいただきました。6年生は事業所内保育園「湊水産・結のいえ保育園」を見学し、さらに学びを深いものにしていきました。
　たらこを作るのはもちろんのこと、たらこを食べるのも初めて、という児童もいました。児童からは「貴重な体験ができた」「初めて食べることができてうれしかった」「震災から立ち上がってきたのがすごい」といった感想が聞かれました。作ったたらこは3日間、家庭で熟成させていきます。「おいしくなーれ」と唱えながら、個の学習を振り返ってほしいと思います。

　この校外学習は、特定非営利活動法人まなびのたねネットワークからの紹介で実現できました。子供たちの学びのために尽力していただいた皆様に、心から感謝いたします。