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神取駅跡

更新日:2020年12月11日

神取駅跡

 慶長・元和年間の北上川改修後、伊達藩では奥州街道の他に脇街道として気仙道(明治から東浜街道)を開設しました。仙台から七北田ー利府ー高城ー小野ー鹿妻ー和渕ー寺崎ー柳津ー横山ー志津川ー大谷ー気仙沼を経て気仙郡唐丹に至る街道で、領内における浜街道・縦貫道としての性格を有しています。主要地におよそ3里(約12km)ごとに宿駅が設けられ、桃生町内では神取と寺崎に置かれました。

 宿駅は郡奉行の支配下にあって、肝入・検断・馬差(馬指)などの役人が宿駅内を取り締まり、継立などのために駕籠や人馬を常備し、次の駅から次の駅へと馬を取り換え、人を交代させました。これを利用できるのは、公用の役人や侍達だけで、一般の人は簡単には使えませんでした。

 神取に宿駅が置かれたのは、幕末の天保以降でした。

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「神取駅跡」の標柱
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駅跡から気仙道(東浜街道)を臨む