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新田
元和3年(1617年)からの北上川改修工事に引き続いて、寛永9年(1632年)から約10年の歳月をかけて大野谷地約300町歩(約300ヘクタール)の開墾が、藩の大土木事業として行われました。
新田は、この新田開発によって起こった地名です。
この開墾で掘り起こされた観音像を祭ったのが新墾神社です。 新田には御蔵場が置かれ、米が船運を通じて運び出されました。
明治以降は新田小学校が置かれ、その後は今の桃生・河北・北上・雄勝地区で唯一の高等小学校も置かれました。
中津山村の時代には、新田地区に村役場が置かれたようです。中津山村の中心地区として発展していたことが伺えます。