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宮城県北部地震の記録
更新日:2017年5月26日
地震当日の概況
平成15年7月26日、宮城県北部地震により北村小学校の校舎は、全壊しました。 幸い夏休み中ということもあり、児童への被害は無かったものの、校舎の被害は甚大で、修繕不可能となりました。 (写真参照)
- 玄関 ガラスが割れ、壁のタイルが剥がれ落ちました。
- 理科室、児童用玄関 コンクリートの柱にひびが入り、崩れそうです。
- 大きくひびが入り、今にも崩れそうな理科室のコンクリート柱
- 家庭科室 食器棚の間にあるコンクリート支柱が崩れています。
- 給食を配膳するためのエレベーター
- 防火扉 校舎内にあるほとんどの防火扉は壊れてしまい、倒れたり、倒れかかったりしました。
- 職員室 職員の机の脚が折れ、引き出しが飛び出しました。
- 教室 欄間のガラス戸が児童机の上に落ちてきていました。児童の机の上と辺りはガラス散乱しました。
- 教室 本やファイルなどが書棚から飛び出し、床に散乱しました。
- 教室 テレビは、ほとんどの教室で床に落ちて壊れました。
- 階段 コンクリートが大きく剥がれ落ちています。
- 校舎前の植木 斜面下方向に傾きました。奥に見えるのは、プレハブ校舎です。
- 校舎 旧校舎とのお別れの式をしました。児童が1人1人が旧校舎を花で飾り、思い出の詰まった校舎に別れをしました。
その後の学校
- 平成15年8月26日よりプレハブによる学校生活が始まりました。(平成17年3月まで) 狭い校庭は、少し狭くなりましたが、元気いっぱい運動もできました。また,授業の中で,防災探検隊等の活動に取り組み,校舎や地域を探検し、防災施設、設備を調べるすることによって、防災意識を高めました。
- 新校舎は,平成17年3月28日に落成式を向かえ,平成17年4月より新校舎での授業が開始されました。
- プレハブ校舎は,平成17年5月20日に解体され,その役目を終えました。
全国各地の皆様への御礼
平成15年7月26日の宮城県北部地震により全壊した校舎でしたが、全国各地の皆様のご支援により、平成17年度4月より新校舎で新たなスタートをすることができました。
子どもたちも新しい校舎で学習できることに大きな喜びを感じながら学校生活を送っています。地震による校舎全壊の際には、全国各地から心温まる励ましのメッセージや多大なご支援を頂きました。改めて御礼を申し上げます。
平成17年度は、これまでの河南町から石巻市に合併したことにより、石巻市立北村小学校としてスタートすることになりました。これまでの伝統を大切にしながらも、新たな校風を築いていくよう更に努力していきます。
尚、各地から頂いた災害見舞金でサッカーゴールや図書室の椅子や机、多数の図書などを購入させていただきました。ありがとうございました。