常設展示室特集展「高橋英吉と小室達 ―宮城出身の彫刻家」開催!
更新日:2025年10月22日
常設展示室特集展「高橋英吉と小室達 —宮城出身の彫刻家」開催!
宮城県柴田町出身の彫刻家・小室達 (1899年生まれ、1953年逝去) は、仙台城跡にある「伊達政宗公騎馬像」の作者として知られています。
大正十三 (1924) 年に東京美術学校 ( 現・東京藝術大学 ) 彫刻科塑像部をトップの成績で卒業して研究科へと進み、
その後は国のコンクール・帝展で活躍。
若干 27 歳で実力を認められ、審査なしで出品が許可される無鑑査となるなど、早くから才能を発揮しました。
高橋英吉とは、美校の先輩で同郷といった共通点があり、昭和七 (1932) 年から交流が始まっています。
また、小室は日記に英吉作品の批評を残したり、英吉没後はその死を悼み、遺作を観覧するなど、
英吉の交流関係を理解する上でも重要な彫刻家です。
この展覧会では、小室達が書き残した日記を紹介することで、英吉の交流関係を解説します。
また、郷土館が所蔵する小室達の彫刻を英吉作品と比較しながら展示することで、両者の作風への理解を深めてもらう機会とします。

開催概要
1.開催場所 石巻市博物館 常設展示室 高橋英吉作品展示室
〒986-0032 宮城県石巻市開成1-8 マルホンまきあーとテラス内
2.開催期間 2025年11月3日(月曜祝日)から2026年2月8日(日曜日)まで
休館日 月曜日、年末年始の12月28日から1月5日
月曜日が祝日の場合は翌日休館
3.観覧料金 一般300円/高校生200円/小中学生100円
20名以上の団体は2割引。
市内在住の小・中学生は、土日・祝日及び長期休暇期間にゆうゆうパスポートを利用すると無料。
1級または2級の障碍者手帳、または療育手帳をお持ちの方と介助者1名は無料。
なお、11月11日(火曜日)の午前中に、高橋英吉作品展示室にて、英吉の作品をスケッチする市民ワークショップが実施されます。
展示室には通常どおりお入りいただけますが、鑑賞に当たって多少のご不便をおかけする場合がございます。
あらかじめご了承いただきますようお願い申し上げます。