弓の射手
更新日:2025年8月5日
弓(ゆみ)の射手(いて)を表したはにわです。腰には「小刀(しょうとう)」と丸いリング状の「鞆(とも)」をさげ、左腕には皮製の「ひじあて」をつけています。弓をはじいた時、弦(げん)のはね返りが直接腕にあたり、けがをするのを防ぐためにつけるのが「鞆(とも)」という道具です。
髪型は、古代の男子には一般的な「みずら」に結い、首には玉を連ねたネックレスのようなものをしています。
はにわの一言
腰に下げている「小刀(しょうとう)」は、よくみると普通の刀の反りとは逆の「内反り(うちぞり)」です。 したがって、互いに切り合うための刀ではなく、ものを削ったり切ったりするための「小刀(こがたな)」と思われます。
しかし、万一敵との接近戦になったときは、武器として使ったのかもしれません。
弓の射手