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【健康】アスベストが原因で発症する病気にはどのようなものがありますか?

更新日:2013年3月8日
質問アスベストが原因で発症する病気にはどのようなものがありますか?
回答アスベストを吸うことにより発生する疾病としては次のものがあります。労働基準監督署の認定を受け、業務上疾病とされると、労災保険で治療できます。

(1) 石綿(アスベスト)肺
肺が繊維化してしまう肺繊維症(じん肺)という病気の一つです。肺の繊維化を起こすものとしてはアスベストのほか、粉じん、薬品等多くの原因があげられますが、アスベストのばく露によっておきた肺繊維症を特に石綿(アスベスト)肺とよんで区別しています。職業上アスベスト粉塵を10年以上吸入した労働者に起こるといわれており、潜伏期間は15から20年といわれています。アスベストばく露をやめたあとでも進行することもあります。治療法は知られていません。

(2) 肺がん
アスベストが肺がんを起こすメカニズムはまだ十分に解明されていませんが、肺細胞に取り込まれた石綿繊維の主に物理的刺激により肺がんが発生するとされています。また、喫煙と深い関係にあることも知られています。アスベストばく露から肺がん発症までに15から40年の潜伏期間があり、ばく露量が多いほど肺がんの発生が多いことが知られています。治療法には外科治療、抗がん剤治療、放射線治療などがあります。

(3) 悪性中皮腫(あくせいちゅうひしゅ)
肺を取り囲む胸膜、肝臓や胃などの臓器を囲む腹膜、心臓及び大血管の起始部を覆う心膜等にできる悪性の腫瘍です。(発病後の進行が早く、経過が思わしくない疾患です。)若い時期にアスベストを吸い込んだ人のほうが悪性中皮腫になりやすいことが知られています。潜伏期間は20から50年(およそ40年に発症のピークがあります)といわれています。治療法には外科治療、抗がん剤治療、放射線治療などがあります。

(4) 良性石綿胸膜炎
胸膜腔内に胸水が溜まりますが、半数近くは自覚症状が無く、症状がある場合はせき、呼吸困難の頻度が高いといわれています。

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