卒業おめでとう 校長から

卒業おめでとう 校長から

「卒業おめでとう」  校長 新妻憲男

 今年度も、コロナ禍が続き、大変苦しい、辛い一年でした。でも、逆境を乗り越え、喜びに変えてきた一年でもあったと思います。

 皆さんは、最高学年として、この大変な一年間を過ごしてきました。学校のリーダーを自覚し、常に先頭に立って全校児童をリードしてくれました。一年生を迎える会では、ビデオを用いて安全な方法で一年生を迎えることができました。さらに渡波小学校の三つの目指す児童像を「ROCKマン」として全校児童に伝えてくれました。一年生から六年生まで、三つの児童像「かしこく」「やさしく」「たくましく」を実践し、目指す児童像に近づいてきたと思います。また、今年度も各種の祭りが中止となり、第五十九代鼓笛隊が演奏を披露することができなくなりました。その中で、運動会での鼓笛隊生演奏は、これまでの練習の成果を見事に発揮した心を一つにした演奏でした。聞いている人たちに感動と元気と勇気を与える素晴らしい演奏でした。石巻川開き祭りでのビデオ配信による演奏も素晴らしかったです。実施が心配されましたが、たくさんの思い出が二日間に凝縮した修学旅行。めあてに向かって走り続けた持久走記録会。委員会活動やクラブ活動。総合的な学習「未来プロジェクト」を通した地域学習。最高学年として学校のリーダーとして、一生懸命に取り組んできました。それらを通して、皆さんは、自分自身を磨き、友達との関わりを深め、自分のよさや友達のよさを伸ばし、さらに先輩から引き継いできた渡波小学校の伝統を伝えてきました。下級生は皆さんのリーダーとしての姿に信頼を深めてきました。特に、五年生にとっては最高のお手本となったことでしょう。

 渡波小学校で学んだことを誇りに、自分自身に自信をもち、ふるさと渡波を愛し、生きる力を身に付け、夢を抱いて活躍してほしいと思います。「かしこく」、「やさしく」、「たくましく」歩み続けてください。

 卒業生四十六名の未来が、輝かしいものであることを心より願っています。