第12回特別展「アルフォンス・ミュシャ展」開催のお知らせ

更新日：2025年6月25日

アルフォンス・ミュシャ展

アルフォンス・ミュシャとは

アルフォンス・ミュシャ（1860-1939）は、19世紀末から20世紀初めにフランスを中心に欧州で流行した芸術様式「アール・ヌーヴォ―」を代表する、チェコスロバキア出身の画家です。
ミュシャは、1888年にパリへ移住し、パリの舞台女優サラ・ベルナールの演劇「ジスモンダ」の宣伝ポスターを制作したことで、一躍有名になりました。

パリ時代には、ビスケット、香水、酒、煙草などの嗜好品をはじめ、幅広いジャンルの広告ポスターの仕事を手掛けました。
装飾パネルやカレンダー、ポストカード、切手などもデザインし、人気の高まりとともに、人々の暮らしの中にも彼の作品が現れるようになりました。
しなやかな曲線と美しい色彩で女性を描き出す、その洗練されたデザインは、いまなお多くの人々を魅了します。

特別展のみどころ

特別展では、1,300点以上のミュシャ作品を所有する尾形寿行氏のコレクションから、約400点を厳選し、ミュシャの生涯とその仕事を紹介します。
ポスター、装飾パネル、デザイン集、ポストカード、切手、紙幣、商品パッケージなど、多様なデザインを手がけたミュシャの作品の魅力をご堪能ください。

展示の構成

ミュシャの名を一躍有名にした、パリ時代の商業ポスターからはじまり（第1章）、自由な創作活動を展開した装飾パネルの仕事（第2章）、
パリの美術学校講師として刊行した、学生の教本・装飾資料集や書籍の挿絵（第3・4章）、カレンダーや商品パッケージ等の仕事へと展開し、彼の作品は人々の日常生活へと溶け込んでいきました（第5章）。
ミュシャ芸術の転換期といわれるアメリカ時代（第6章）、そしてパリでの栄光を捨て、祖国チェコへ戻り制作したポストカードや1918年に独立宣言した新生チェコスロヴァキア共和国の新政府から依頼された仕事（第7章）なども取り上げます。

開催概要

日　時：2025年7月26日(土曜日)から8月31日(日曜日)まで
時　間：9時から17時(最終入館は16時30分まで)
休館日：7月28日(月曜日)、8月4日(月曜日)、8月12日(火曜日)、8月18日(月曜日)、8月25日(月曜日)
場　所：石巻市博物館　企画展示室（マルホンまきあーとテラス内）

観覧料金：一般1,000円　高校生300円　小・中学生200円（20名以上の団体は2割引き）

主　　催：石巻市博物館
企画協力：株式会社文化企画
後　　援：tbc東北放送、ミヤギテレビ、khb東日本放送、仙台放送、NHK仙台放送局、河北新報社、三陸河北新報社（石巻かほく）、石巻日日新聞社、ラジオ石巻FM76.4、一般社団法人石巻観光協会、一般社団法人石巻圏観光推進機構