令和6年度博物館講座「布施辰治と石巻」開催
石巻市博物館は、開館3年目になり、市内の歴史・文化や、博物館資料に関する調査・研究の成果が徐々に蓄積されつつあります。
令和6年度は、当館学芸員の専門に基づいた講座、あるいは博物館資料を活用した市民向け講座を年4回開催し、教育普及活動を実施していきます。博物館と一緒に、石巻市の歴史・文化に対する理解を深めていきませんか?
講座名「布施辰治と石巻」
明治13年(1880)11月13日、後に人権派弁護士として国内外で知られる布施辰治が、宮城県牡鹿郡蛇田村(現在の石巻市)に誕生します。少年時代を蛇田村で過ごした布施辰治は、父 栄治郎や蛇田村の恩師たちから教育を受けて育ちます。明治32年に上京した布施辰治は、明治法律学校(現在の明治大学)などで学び、司法官試補になりますが、当時の刑罰のあり方に疑念を抱き、司法官を辞して弁護士になります。
常に社会的に立場の弱い人たちの味方となって弁護士活動を行った布施辰治ですが、時には郷里蛇田や石巻に帰り、講演会や母校蛇田小学校への恩返しをしました。
本講座では、常設展示室「石巻にゆかりの先人たち」コーナーで開催の特集展「布施辰治と石巻」(2024年8月14日より2025年2月16日まで)の内容をふまえ、布施辰治と故郷蛇田や石巻のつながりをお話します。
第三回布施辰治特集展「布施辰治と石巻」については、コチラのページをご確認ください。
講師
当館 学芸員 伊藤匠
会場
マルホンまきあーとテラス 大研修室 (石巻市開成1番地8)
開催日時
令和6年8月25日 日曜日 13時30分から15時まで
その他
定員80人、参加無料、申込不要
今後の予定
講座3・2024年12月21日 土曜日 「アイヌ民族資料を収集する-毛利コレクションと杉山寿栄男-」(泉田邦彦学芸員)
講座4・2025年3月29日 土曜日 「石巻の鋳銭場(仮)」(塚本杏奈学芸員)
いずれも13時30分から15時まで、大研修室で開催予定
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