教えて☆助産師さん
あけましておめでとうございます。
寒さも厳しく、空気の乾いた季節です。生活リズムを整えて手洗いやうがいを励行するなどして、体調管理にも気を付けたいですね。
おせち料理を作るのは、神様を迎えているお正月の間、料理中に物音をたてて騒がしくするのは良くないと言われていたからだそうです。
数の子には子孫繁栄、黒豆にはまめに過ごしまめに働けるように、鯛はめでたい、田作りは豊作、海老は長寿祈願・・などそれぞれに意味があります。
質問一覧
質問 あやしてもあまり笑わないので心配です
回答
赤ちゃんの微笑みは、お母さんやお父さんの育児に励みを与え周りの人たちをとても幸せな気持ちにしてくれます。
赤ちゃんは生後6週くらいからお母さんやお父さんの話しかけなどに瞬間的な微笑みで応え、その後微笑みの回数が次第に多くなって、3カ月を過ぎると声を出して笑うようになります。
6カ月頃の普段よく笑う赤ちゃんが、知らない人があやすと笑わないのは、単なる人見知りですから問題ありません。
赤ちゃんが全く笑わない場合は、神経や運動器官が正しく反応していないか、神経系の発達に障害があることも考えられますので、かかりつけの小児科に相談してみましょう。
大人にも静かな人やにぎやかな人がいるように、赤ちゃんにも個性がありますから、あまり笑わない赤ちゃんがいても当然です。
しかし、楽しいことがなければ笑いも少なくなるので、赤ちゃんの周りにいつも笑いが絶えないようでありたいですね。
質問 フォローアップミルクについて教えてください
回答
フォローアップミルクは、離乳食で不足しがちな栄養素を補う役割を持っています。
生後すぐから赤ちゃんに与えることの出来る一般的な粉ミルクとは違い、フォローアップミルクは新生児には与えることが出来ません。
フォローアップミルクには、離乳食だけでは不足しがちな鉄分、たんぱく質、カルシウム、ビタミンなどが含まれています。
育児用の粉ミルクと同じように、牛乳の成分が含まれているので、牛乳アレルギーの子どもには注意が必要です。
フォローアップミルクも、一般的な粉ミルクと同じように哺乳瓶で赤ちゃんに与えることができます。しかし、コップやストロー付きマグなどに入れて飲ませるのが、子どものコップ練習にもなりおすすめです。
フォローアップミルクの1日に飲ませる量の目安は、生後9カ月から12カ月頃で1日450から600ml程度、それ以降はおやつのタイミングなどに400ml程度です。
たんぱく質やカルシウムを過剰摂取してしまうと、腎臓に負担がかかってしまう場合があるので与えすぎには注意しましょう。
ただし、離乳食自体が順調に進んでいる場合には、フォローアップミルクを与える必要はありません。
質問 指しゃぶりをやめさせたいのですが・・・
回答
お母さんのお腹の中にいるときからしていると言われる「指しゃぶり」。
赤ちゃんは唇に触れたものを吸うという本能を持っています。
これがあるからこそ、赤ちゃんは生まれた時から乳首を探し求めてそれを吸い、自分の生命を維持する訳です。
指しゃぶりをするのには、大きく分けて2つの原因があります。それが「寂しさ」と「入眠の際の儀式のようなもの」です。
この2つに共通するのは「安心感への欲求」です。
心を落ち着けるために行っていると考えることができます。
指しゃぶりをすること自体を悪い癖では?と思われる人もいると思いますが、無意識下で寂しさを感じていることがあるのだということを知ってもらいたいのです。
また、指しゃぶりが歯に及ぼす歯並びなどの影響も気になるところです。
3歳を過ぎる頃になると、人に見られて恥ずかしいという気持ちが出てきます。特に保育園や幼稚園に入ると、友達に指摘されることもあるので、恥ずかしさから自然とやめるようになる場合もあります。
無理にやめさせようとすると逆効果な場合もあるので、声がけして指を吸っていることを意識させると良いでしょう。
寝る時に手をつないであげたり、いっぱい抱きしめてコミュニケーションを取ったりと、寂しさを少しずつ取り除いてあげるようにしてみましょう。
大切なのは、子どもに指を吸っていることを意識させてあげることと、親が子どものことを見ている、気にかけていることを示すことの2点です。
質問 夜、なかなか寝てくれません
回答
生まれたばかりの赤ちゃんには、昼と夜の区別がありません。また、眠りと目覚めのサイクルが短く不規則です。
このような状態は生後3カ月くらいまで続き、月齢が進むにつれて授乳の周期を中心としたリズムが出てきます。
また、赤ちゃんは何時間寝なくてはいけないということはありませんし、寝る時間が毎日同じでなければいけないこともありません。
赤ちゃんがなかなか寝てくれない場合は、眠りやすい環境を整えてあげましょう。
暑すぎず寒すぎず、室温や衣服などで調節してみてください。
眠りに付くまでは部屋を薄暗くしてあげるのも良いでしょう。
質問 母乳で育てるとき、湯冷ましは必要ですか
回答
母乳で育っている赤ちゃんには湯冷ましは必要ないといわれています。母乳は消化吸収が良いので、お風呂上りの水分補給として母乳を飲ませてかまいません。
湯冷ましが必要と言われたのは昔の習慣で、ミルクの質が悪かった時代に始まったそうです。
現代は粉ミルクの栄養価も高く、赤ちゃんがすくすく育つにはミルクだけで問題はないといわれています。
ただ、ミルクのみだけで育っているときに、風呂上りにミルクをあげるとミルクの量が多くなると感じる場合は、湯冷ましで水分補給しても良いと思います。
質問 テレビが大好きで困っています
回答
結論から言いますと、2歳までの赤ちゃんにとってテレビや動画を見せるメリットはほとんどないといわれています。動画等を見せているとおとなしいので、子守代わりにして長時間つけっ放しにしている家庭がみられます。
テレビが赤ちゃんに与える影響は、言語発達が遅れるということです。
これは、テレビには赤ちゃんの発声に応えてくれたり、一緒に共感してくれる等の応答はなく、一人で見せていると赤ちゃんの表情は乏しく言葉が遅れてしまうといわれていて、学ぶことはほとんどないそうです。
健康にも影響があります。テレビを見ながらの食事は肥満になったり、睡眠前の使用で睡眠を妨げ、睡眠時間が減ることにつながります。
また、テレビを使用することで親子の会話やふれあいが減り、言語や社会性などに影響する可能性があります。
今日、各家庭にこれだけテレビが普及している時代に、テレビなしの生活は考えられません。
しかし、赤ちゃんへの影響を考えると、テレビを見るのであれば親と一緒に時間を決めて見せるのが良いでしょう。
家事が忙しい時に、赤ちゃんにテレビを見せるということは仕方ないことかもしれませんが、くれぐれも長時間つけっぱなし、見せっぱなしにならないよう注意してください。
質問 他の子供と比べて言葉が遅いのではないかと心配です
回答
言葉の発達には個人差がありますから「おしゃべりするか、しないか」だけで判断せず、子どもの表情の豊かさや言葉の理解、動作表現などを総合的に判断することが必要です。2歳を過ぎてもなかなか意味のある言葉をしゃべらないと心配になりますが、そんな時は子どもの反応を見ながら歌を歌ったり、
絵本を読んであげたり、言葉のやりとりを楽しんだりしましょう。
友達と遊んで刺激を受けることも大切です。地域の子育て支援センターや児童館を活用してみましょう。
2歳になっても、言葉を理解しているかどうかわからない、問いかけに反応がなく一人遊びを好む、落ち着きがなく次々と遊びが変わってしまう、
というような場合には専門機関に問い合わせてみてください。
質問 吐き戻しが多いので心配です
回答
授乳後、ゲップを出そうとして縦抱きにしたら「ゲボッ」と吐いたり、ゲップを出して寝かせようとしたら吐いたりは良くあることです。
赤ちゃんの胃は、まだ大人のような形ではなくトックリ型をしていて胃の入り口のしまりが弱いので、飲んだ後に力を入れたり、手足を動かしたり、オムツ交換の時に吐くことがあります。
赤ちゃんは初めのうちは満腹感がないため、自分で飲む量を上手く調節出来ず飲み過ぎたりするので吐きやすいのです。
多く吐いてしまっても、その後機嫌が良く顔色も良ければ心配いりません。
飲みたがるようなら、吐いて落ち着いたら少し飲ませても大丈夫です。
吐いていても体重が増えていれば心配ありません。
注意が必要なのは、噴水のように大量に勢いよく遠くに吐いたりして体重が増えないときや、吐いた物の中に血液や黄緑色の胆汁が混じっている場合です。
このような時は小児科を受診しましょう。吐いた物を持っていくと診断に役立つでしょう。
質問 産後、手首が痛みます
回答
出産後、手首や指の痛みが起きたというママの話を良く聞きます。
これはほとんどの場合、腱鞘炎や関節痛です。
授乳やオムツ替え、赤ちゃんの抱っこなど、今まで慣れていないことを毎日繰り返すのが原因です。お母さんの手首や関節に負担がかかって炎症を引き起こしている状態です。
ただ、朝に指がこわばった症状が伴うとリウマチの可能性があります。血液検査でわかるので、気になる人は検査を受けましょう。
痛みがひどい場合は、まず冷却してください。湿布を貼っても良いです。
症状が長期に渡る場合は、逆に温めてみてください。
また、腱鞘炎の悪化を防ぐためには、赤ちゃんの抱き方に注意し、手にサポーターを巻いて保護しましょう。
質問 液体ミルクについて教えて下さい
回答
2018年から乳児用「液体ミルク」の販売が日本でも解禁になりました。
日本で母乳以外の代替食品といえば「粉ミルク」ですが、海外では液体ミルクが主流です。
子育てに携わるママ・パパにとって画期的な出来事ですね。
育児が楽になるという見方が多く、待ち望んでいた人も多い液体ミルクですが、液体ミルクって何?といった声もまだまだ多く、粉ミルクとの違いやメリット・デメリットが気になる人も多いと思います。
液体ミルクのメリットは、調乳不要で授乳がスピーディー、常温での長期保存が可能、外出時に赤ちゃんを預けるときに便利です。
デメリットは、価格が粉ミルクに比べて割高、量の調整が出来ずムダが出やすい、ゴミと保管場所のスペースが増える事です。
手間がかからずスピーディーに授乳出来る液体ミルクは、育児負担の軽減はもちろん、災害備蓄としても重宝されていくことでしょう。
普段は母乳、粉ミルク派のご家庭でも「液体ミルク」という選択肢が増えることで、外出時や預ける、夜間にすぐに授乳したいときなどシーンに応じて使い分ければ、より育児負担を軽減出来るでしょう。上手に活用していきたいものですね。
質問 妹が生まれたら赤ちゃん返りに。どう接すれば良いでしょうか?
回答
歳の離れていない弟や妹が出来たときには、一時的に赤ちゃん返りと呼ばれる現象が起こることがあります。
急に赤ちゃん言葉になったり、べたべた甘え出したり、指しゃぶりが復活したり、中にはおっぱいを飲みたがる子もいます。
今まで独り占めしていた親の愛情が、弟や妹に横取りされて生じる欲求不満のために無意識のうちにより幼い行動を取り、親の愛情を得ようとしているのです。
赤ちゃん返りに気づいたときに「お兄ちゃん、お姉ちゃんのくせに」とか「赤ちゃんの真似をしない」などと厳しく叱ったりしないでください。
弟や妹と同じような愛情を求めているのですから、叱らずに同じように接してあげれば、赤ちゃん返りは自然と解消します。
赤ちゃんが生まれたことで、より親に愛され信頼されていると思えば、赤ちゃんの存在は自分を脅かすものではなく、うれしいものになるでしょう。
我慢して赤ちゃんに譲るという経験は、いたわりの気持ちや自立心を育んで成長のきっかけになります。そして大きくなったら子どもたちは、一緒に遊んだり助け合ったり出来るようになり、親も子も「きょうだいがいて良かった」と思える日が来るのです。
その日を楽しみに待ちましょう。
質問 赤ちゃんがいるのにペットを飼っても大丈夫ですか
回答
ペットを飼うことは良いことと言われています。
命あるものを育てるということは、弱いものに対する優しさや思いやり、そしてそれらを守り育てるという責任感を育みます。
しかし、ペットに関してはアレルギーや感染症などの問題があり、飼うにあたっては注意が必要です。
例えば、犬や猫などに対してのアレルギー反応、抜け毛の問題など、毛のある動物を飼う場合は部屋の掃除やペットのシャンプーを十分にする必要があります。
また、ペットが触れない場所に赤ちゃんを寝かせたり、ペットに触った後は必ず石鹸を使って手を洗うなどの注意も必要です。
質問 最近、人見知りをするようになりました
回答
赤ちゃんは、よく見慣れた人には安心しますが、普段見たことがない人に会うと警戒して
表情が変わり、泣いたり救いを求めたりします。
これが人見知りで、強弱の差はあるものの、ほとんどの赤ちゃんが体験します。
人見知りは、赤ちゃんが人を区別することが出来るまでに成長したということです。
人見知りしても、叱ったり、しがみついている子を無理に離そうとせず、しっかり抱きしめて安心させてあげましょう。
また、散歩や買い物などに連れて行き、大勢の人と触れ合うのも良いでしょう。
人見知りは、成長の通過点です。どうにかしなくてはと構えなくても大丈夫です。
質問 首の据わりが他の子どもより遅い気がして心配です
回答
質問 赤ちゃんの目が見えるのはいつから?
回答
生後間もない赤ちゃんもわずかですが目が見えていて、まぶしい、暗いといった明暗は認識する事ができます。
質問 体重が増えなくて悩んでいます
回答
赤ちゃんの体重が順調に増えているかどうかは、お母さんにとってとても関心のあることだと思います。
体重の増え方にも個人差があります。
赤ちゃんにも大人と同じように食欲のムラがあり、体重の増え方にも波があります。
体重の増え方が少なくても、元気で機嫌が良ければ心配はいりません。
母子手帳には、乳幼児の体の発育曲線のグラフがありますので、そこに赤ちゃんの体重を記入してみましょう。
体重が平均値より少なくても、グラフの曲線と同じようなカーブを描いていれば安心です。
母乳を飲んでいる赤ちゃんの場合は、30分以上も乳首を離さなかったり、飲ませたばかりなのにすぐ欲しがるというような時には母乳不足が考えられます。
また、赤ちゃんの場合、下痢などの病気によって一時的に体重が減ることがあります。
この場合は病気の回復と共に体重も増えてきますので、焦らず様子を見ましょう。
質問 赤ちゃんが便秘がちで心配です
回答
母乳やミルクをよく飲み体重が増えているのに、便が2日か3日おきに出る赤ちゃんがいます。実は毎日便が出ないからと言って便秘とは限りません。
質問 赤ちゃんののどがゼロゼロするのが気になります。
回答
赤ちゃんはのどや鼻の粘膜が敏感で、まだ機能が未熟なため、気温などのちょっとした変化が刺激になってくしゃみや鼻づまり、咳などをします。
また、空気の通り道が生まれたばかりのときは狭いために、呼吸の音がゼロゼロということもよくありますが、ほとんどの場合は生後6か月くらいに治ります。
発熱や鼻水などの他の症状がなく、機嫌も良く食欲があるようならまず心配はありません。
ただし、アレルギー体質などを持っている赤ちゃんの場合は、気管支喘息に結びつくこともあります。
症状があまり長く続くときには、医師の診察を受けたほうが良いでしょう。
質問 まだ寝返りが打てなくて心配です。
回答
生後4か月から5か月くらいになると、仰向けから横向きに半分くらい体をねじるようになり、7か月頃になると90%くらいの赤ちゃんが寝返りをするようになります。
ただし、これには個人差があり、中には寝返りをしないでお座りをする子もいます。
首のすわりやひとり座りは、赤ちゃんの発達の判定の上で非常に重要ですが、寝返りはできなくても特に問題はありません。
ただ、赤ちゃんを1日中寝かせてばかりいて遊んであげないことが、寝返りできない原因となっていることがあります。
赤ちゃんのお尻を押してあげたり、横向きのときにおもちゃをさしだしてあげたりすると、寝返りができることがあります。
赤ちゃんと一緒に遊んできっかけを作ってあげましょう。
寝返りはちょっとしたきっかけでできるようになるものです。
質問 赤ちゃんの頭にフケとかさぶたのようなものがあります。
回答
生後2か月から3か月くらいまでの赤ちゃんの頭は、脂肪の分泌が多いため、フケと脂肪が一緒になって固まり、これが多くなるとかさぶたのようになります。眉毛やほっぺに出来る事があります。無理にはがそうとすると出血することもあるので、ベビーオイルや白色ワセリンなどを塗って柔らかくしてから、シャンプーや石鹸で洗い流しましょう。頭は他の皮膚よりも特に脂肪の分泌が多いので、毎日ベビーシャンプーで根気良く洗う事が大切です。かさぶたのようになって赤くただれているような時は、皮膚科を受診して薬で治すのがいいでしょう。
質問 赤ちゃんの頭にある大泉門って何?
回答
赤ちゃんの頭のてっぺんにあるペコペコと動く部分を大泉門といいます。 頭の骨は複数枚の骨が合わさって出来ています。
額の上あたりには骨と骨の間に隙間があり、ひし形に開いていて柔らかくペコペコ へこみます。 赤ちゃんの大泉門には大きな役割があります。
1つは出産の時、赤ちゃんはママの産道を通りますが、産道はとても狭いため頭蓋骨の骨と骨を重ね合わせて、頭のサイズを小さくして産道を通ってくるのです。
もう1つは、赤ちゃんは生まれた後に脳が発達してどんどん大きくなるため、隙間を残しておく必要があります。脳は赤ちゃんの成長に伴って大きくなるので、頭蓋骨も脳と一緒に大きくなれるようになっています。 大泉門は生まれてからすこしずつ大きくなりますが、生後10か月前後から小さくなり始め、1才6か月頃には触れても分からなくなります。だいたいの場合、2歳頃になると完全に閉じます。
質問 赤ちゃんにおしゃぶりを与えてもいいですか?
回答
赤ちゃんの必需品のようなイメージがあるおしゃぶりですが、実は必ず使わなくてはいけないものではありません。
もし、おしゃぶりを使用するのであれば、おっぱいが上手に吸えるようになる生後2か月くらいから始めるのがおすすめです。
新生児にとって、おっぱいより おしゃぶりの方が吸いやすいため、おしゃぶりに慣れてしまうと母乳を吸うことをやめてしまう可能性があるためです。又、おしゃぶりを卒業させるのは生後12か月頃を目安にして下さい。赤ちゃんに自分の意識が出始めると、やめさせるのが大変になります。
おしゃぶりのメリットとしては、指しゃぶりの予防が出来る、寝かしつけの強い味方になる、赤ちゃんの寝ぐずり防止、鼻呼吸を促せる、などがあげられます。
デメリットとしては、言語発達に影響する場合もある、コミュニケーションが減る、歯並びに悪影響を及ぼす事がある、中耳炎にかかるリスクが高くなる、などです。
おしゃぶりのメリット、デメリットを考えて使用しましょう。
質問 ハイハイは大事?
回答
この動作はとても重要です。
ハイハイの動作で腕の力が鍛えられたり、バランス感覚や反射神経が鍛えられます。
早く立たせてしまう事により、本来ハイハイでそういう練習が出来ていたはずなのに出来ず、将来的にケガをしてしまう事が多くなる事もあるようです。
赤ちゃんの頃にハイハイをあまりしない事により、両腕の筋力が鍛えられないので、とっさに手を出せなくなり、自然に手が前に出せないのではないかと考えられています。
また、ハイハイは手や足を使うので脳の発達にも、とても良い効果があります。
ぜひ、ハイハイをのびのびとさせてあげられるような環境を整えてあげて下さい。
質問 夜泣きとは?
回答
夜泣きとは、いったい何のことでしょうか?
「夜泣き」は生後2か月・3か月から1才半ぐらいの赤ちゃんに見られる事が多く、原因がないのにどうしても泣きやまないものをいいます。
寝る前までは、機嫌も悪くなかったのに、夜中に急に泣き出してしまう。これが「夜泣き」です。
夜泣きが続く期間や時間帯もそれぞれで、グズグズ泣く赤ちゃんもいれば、火がついたように大泣きする赤ちゃんもいます。
また、一度泣き出すとなかなか寝ついてくれません。一般的には生後6か月から8か月頃になると夜泣きするケースが多く、原因もわからず、これという決定的な解決策がないため、ママ、パパの悩みの一つになっています。
しかし、これは赤ちゃんの睡眠のリズムを作っていく成長の一過程です。病気ではないため、成長していくにつれて治っていきます。
「夜泣き」は発育期の赤ちゃんに見られる当たり前のこととして考えて大丈夫です。
質問 揺さぶられっこ症候群とは?
回答
乳幼児を激しく揺することで、頭蓋内に出血を起こす病気の事をいいます。
これは主に、新生児から生後6か月の赤ちゃんに起こります。低月齢の赤ちゃんは、体に対して頭が重く、頭を支える首の筋肉も弱いからです。脳自体も未熟で、頭蓋骨との間にすき間があいているので、頭を強く揺らされると、脳が動いて血管が切れてしまう事があります。基本的には、常識的な範囲で接していれば問題はありません。
揺さぶられっこ症候群になり得る揺れは、赤ちゃんの頭が前後にガクンガクンと激しく揺れるような時を考えて下さい。具体的には「2秒間に5回から6回ほど強く、速く頭を揺らす事を15秒以上」が目安です。
質問 どうして予防接種を受けなければいけないの?
回答
病気の多くはウイルスや細菌の感染で発症します。それらを感染症といいます。
予防接種は、それらの感染症に対する免疫を獲得し、その病気にかからないようにするために行われます。
予防接種の行われる病気は、そのほとんどは感染力が強く、一度発症すると有効な治療法がなかったり、死亡率が高かったり、後遺症を残す頻度が高いなど、重篤な疾患が多く含まれています。予防接種を受ける事によって、それらの被害を避ける事が出来るのです。
子どもを病気から守るために、ぜひ予防接種を受けましょう。
質問 母乳を飲ませているとアレルギーになるの?
回答
母乳には、お母さんの食べた物の成分が含まれますが、その量とは本当に微量に過ぎません。
実は、母乳育児には赤ちゃんのアレルギーを助長するような効果はなく、むしろアレルギーを早期発見するのに役立ちます。
現在、食物アレルギーは、ひどくないものであれば食べて慣らすという方法がとられている事が多いようです。
つまり、お母さんが積極的に色々な食物を摂取する事によって、赤ちゃんに、もしアレルギーがあったとしても、極少量から少しずつ摂取させる事が出来るのです。母乳が原因で赤ちゃんに新たなアレルギーが発症する事はありません。いくら心配でも、お母さんが食事制限したり、過度に特定の食物を食べないようにするのは逆効果です。
母乳育児は、アレルギーの早期発見が出来、もし重篤なアレルギーがあった場合は、未然に防ぐことが事が出来ます。
心配でも、食事はバランス良く十分に摂って、赤ちゃんに母乳を与えてあげて下さい。
質問 子供の虫刺され対策について教えてください
回答
暑い中でも元気に遊ぶ子ども達。外で遊ぶ時は虫よけスプレーなどを使いましょう。虫よけ剤は塗るタイプやシートタイプもあります。アロマを使ったものもありますので、子どもの皮膚の負担にならないものを選びましょう。出来るだけ肌の露出は避けたいので、羽織れるものがあると良いですね。
注意したいのは服装の色です。黒色はハチが好む色なので、明るい服装で出かけましょう。もし、ハチに刺されてしまった時は、ハチ毒は水溶性なので刺されたところを絞るようにして洗い、氷などで患部を冷やして痛みや腫れを緩和します。患部以外にじんま疹や腫れがある場合は、すみやかに病院に行きましょう。
蚊に刺された場合は、掻き壊して「とびひ」になると大変です。患部を洗い流して冷やす事が大事です。その後に痒み止めの薬を塗ってあげましょう。
質問 夏のスキンケアについて教えてください
回答
子どもの夏の肌トラブルはあせもと紫外線です。
あせも対策としては、通気性・吸湿性の良い服装で、汗をかいたら濡れたタオルで汗を拭き着替えましょう。
UVケアも必要です。日中の屋外は日焼けしやすいので、帽子や長袖のパーカーなどで紫外線を少しでも和らげる工夫が必要です。今は紫外線も有害とされています。紫外線の浴び過ぎは将来皮膚がんの可能性が高くなります。外遊びする時は、UVクリームをつける習慣をつけましょう。汗をかくと落ちてしまい効果が半減しますので、2時間を目安に塗り直すと良いですね。
質問 母乳を長い期間飲ませていると虫歯になるの?
回答
虫歯は、母乳を飲ませているからなるものではありません。食事をして歯が汚れたままおっぱいを飲むと虫歯になります。汚れた歯をそのままにしておく事が虫歯の原因です。
ですから、歯を磨いたり、きれいに拭く事が大切です。そうすれば、おっぱいで虫歯が増えるという事はありません。お母さんとおっぱいを通じて得られる安心感、幸福感は優しい心を育てます。
このため、断乳ではなく卒乳がすすめられています。
質問 子育て支援センターってどんなところ?
回答
子育て支援センターは、地域の子育てを円滑化させるために厚生労働省の通達に基づいて運営されている施設です。各市町村によって管理・運営されています。
幼稚園や保育士の先生が担当しているので、子育てのヒントが得られます。また、各子育て支援センターでイベントなどもあります。
親子や祖父母と孫、いろいろな友達と楽しく遊べますし、情報交換ができます。
もうすぐママ・パパになる方もご利用できます。
市内12か所にある各子育て支援センターについては、市役所HPでお知らせしていますのでご覧ください。
質問 妊娠による尿漏れについて
回答
尿漏れは、他人に相談できにくいですよね。1人で悩んでしまいます。近年、若年で尿失禁する方たちが増加していると言われています。そもそも女性は尿道が短いため尿も漏れしやすい体の作りをしています。激しい運動やくしゃみなどで稀に下着を汚すこともあります。近年の増加の原因は、社会が近代化となり運動不足や肥満・ストレスが増加してきたことが言えます。短時間外を散歩するだけで運動も解消され、爽やかな気分になれるのでストレスも解消できるのではないでしょうか。
それから尿漏れは妊娠すると多くなります。原因は、腹部の増大と共に膀胱が圧迫されるためとホルモンにより骨盤底筋群の収縮が弱まるためです。産後も靭帯や筋の損傷で多くなるともいわれています。
尿失禁をそのままにしておくと、更年期を迎えることによりエストロゲンの減少で筋力の低下も大きく影響してきます。未来の自分のためにも、予防していきましょう。
質問 育児に追われている日々です。
回答
ペアレンティングという考え方をご存知ですか?
もともとアメリカで考えられたそうですが、「親をすること」という感じでとらえるとよいそうです。子どもが生まれると自然に親になるのではなく子どもの成長と同じように色々なことを学習・体験することで「親になっていく」という考え方です。
出生0日目の子どもなら親になって0日目の両親・兄・姉・祖父母なのです。焦らず、ゆったりと自分たちのペースで大丈夫ですからね。悩んだり、気持ちを聞いてほしいときなどもメールお待ちしています。
質問 薬を飲む場合、母乳を与えてはだめですか?
回答
お母さんが飲んだ薬は、母乳に出てくることがほとんどです。
現代の医薬品の情報では、母乳に少しでも出る可能性のある薬剤には「安全性を優先して授乳しないこと・授乳中に薬を投与しないこと」と記載されています。
しかし、WHO(世界保健機関)やアメリカ小児学会では、授乳を避けるべき薬剤は3%、注意すべきまたは影響の懸念のある薬剤が23%、授乳中に服用しても差し支えない薬剤が74%とされ、薬剤による影響よりも授乳を中断してしまうほうが赤ちゃんにとって危険であると言われています。
よって、日本では薬剤の使用による母乳への影響については、科学的根拠に基づき判断の上、支援することとなっています。
つまり、病院を受診する際には、授乳していることを伝え、正しく薬剤を使用していきましょう。
質問 母乳育児でむし歯になりますか?
回答
むし歯とは、口の中にいるむし歯菌が植物に含まれる糖分から酸を作って歯を溶かすという病気です。
母乳には乳糖という糖分が含まれていますが、むし歯菌は口の中で乳糖から酸を作れません。ところが、母乳とショ糖が混じるとショ糖のみより高い確率でむし歯になると言われています。
そのため、離乳食の汚れを残さないように口の中を綺麗にしましょう。
質問 気持ちが不安定になることがあります
回答
情緒不安定は、心理的部分やホルモンの影響で引き起こされます。妊娠するとママは体型や体調の変化、育児や経済面の不安などさまざまな悩みを抱えます。
涙もろくなったりイライラしやすくなったりといつもより感激しくなる方もいます。母乳を分泌促進させるプロラクチンというホルモンには、敵対的感情(子ども以外)や性欲を減退させる効果もあります。
つまり子どもに対する意識が強くなるように体が変化するのです。
逆に子宮を収縮させたり、作られた母乳を分泌させるオキシトシンというホルモンは、幸せホルモン・愛情ホルモンとも言われ闘争心や恐怖心を減少させます。
周囲の人が、ママの話をゆっくり聞き泣きたい時はとことん泣かせてストレスを少しでもやわらげてあげましょう。ママが安心しリラックスできる環境を作っていきましょう。
ママがSOS出せない状態の時もあります。些細なことでも何かあれば市役所のメール(子育てメール相談)をご活用ください。
質問 マタニティースポーツについて
回答
運動は、急激な体重増加を抑えるだけでなく出産に向けて筋力・体力作りにもなり安産につながります。また、腰痛や浮腫みなどの症状を軽くしリフレッシュにもなります。
運動は、自分の体力にあった楽しく続けられるものを選ぶのがよいでしょう。ウォーキングやストレッチは楽に始められそうですね。
<注意点>
- 安定期に入ってから医師と相談し、始めましょう
- お腹が張っているときは控えましょう。
- 体調がよくないときは控えましょう。
- 運動途中でお腹が張ってきたらすぐにやめましょう。
- 動きやすい、安全な服装で行いましょう。
- アクセサリー類も外したほうが安全でしょう。
- 外出時は、ナプキン、母子手帳は持参しましょう。
質問 避難用バックを毎日持ち歩くのは大変です。
回答
防災グッズを外出するたび持ち歩くのは、荷物が多くなり必要だと思っていても続かないですよね。
しかし、いつ災害が起こるかわかりません。そこで、日々持ち歩くものと非常用バックを分けておく
と便利だと思います。今回は日々持ち歩くセットを例として記入してみました。
☆日々持ち歩くグッズ
- 赤ちゃん用
- 着替え 1組
- オムツやパンツ 2枚
- おしりふき
- 粉ミルク(スティックやキューブタイプがおすすめ) 2本
- 哺乳瓶
- 使い捨てスプーン 2個
- お気に入りのおもちゃ
- 小さなお菓子やチョコや飴
- ホイッスル
- 帽子
- ママ
- 生理用品
- 常備薬
- スーパーレジ袋
- ホイッスル
- 母子手帳
- 小銭
- タオル
- ティッシュペーパー
- 懐中電灯
- 緊急連絡先メモ・緊急避難場所メモ
- 抱っこ紐(両手が使えるように)
このセットは、意外と普段から使うものです。。使ったら補充します。
質問 水の事故について
回答
乳幼児の水の事故は、浴室で多くあると言われています。赤ちゃんは頭が重くバランスを崩しやすいので、頭からの転倒が多いです。
少量の量でも、口と鼻が塞がり溺れてしまいます。そのため、浴槽や洗濯機、洗面器に水を溜めないようにするなど対策をとりましょう。
<溺れてしまった場合>
- 大声で泣いた
→濡れたものを脱がせ着替えさせます。寒さや恐怖で震えているときは毛布に包むとよいです。落ち着いてから病院へ行きましょう。 - 意識はあるがぐったりしている・直後は泣いたが、時間経過する中でぐったりしてくる
→気道を確保し、濡れた衣類を変え毛布などにくるみ病院へ急ぎましょう。状況によっては救急車の手配が必要です。 - 意識がない
→大声で周囲に助けを呼びましょう。救急車を手配しましょう。手配すると救急車が到着するまでの間の指示をしてくれますので落ち着いて聞き対応しましょう。
質問 離乳食を食べさせるのに座り方はどうすれば良いですか?
回答
5から6か月の離乳食デビューしたての頃は、赤ちゃんを抱っこし食べさせて良いです。
お座りが安定しないと食事椅子に座っても前のめりになってしまいますからね。背もたれのあるベビーラックでも良いです
7から8か月の時期は、お座りがしっかりできるようであれば椅子に座ったほうが良いです。親子共に落ち着いて食べられますね。安定感のあるベビー椅子が良いでしょう。
手が自由に使えるのであれば、ママが食べさせますが興味があればスプーンを持たせても良いですね。
9から11か月の時期は、手づかみ食べを自由にさせて上げられると良いですね。食べ物に手が届くテーブルの高さが良いですね。
質問 赤ちゃんが泣いている時、(パパ)あやしても泣き止まない
回答
パパの緊張する気持ちを子どもさんが分かっているのかも知れませんね。
抱っこをするときは、肩の力を抜きパパの心臓の音を聞かせるようにすると子供さんも安心しますよ。
パパの心臓の鼓動は.、ドックンドックンと力強くて格好いい音で気持ちいいようですよ。
座っていて泣きやまないときは立ってヨシヨシとパパがリズム良いスクワットをするようにしてみましょう。
泣かれても、落ち着いて!パパと会話しているのですよ。過激に揺さぶると危ないので気をつけてくださいね。
パパならではの育児で悩んでいることもあると思います。支援センターや市役所に子育て支援課もありますので、是非いらしてください。
質問 衣替え時期の赤ちゃんの衣類の枚数について
回答
6月より衣替えの時期ですがまだ気候は寒かったり暑かったりと安定しませんね。私たち大人もお洋服選びは
悩みますね。気温が暖かければ、短肌着+肌着+薄手の長袖もしくは肌着+薄手の長袖上下でもよさそうで
すね。午前中や夕方になると涼しくなるのでカーディガンなど上に羽織るものを持っていたほうがいいでしょう。
質問 日焼けをしてはいけないの?
回答
1998年、母子手帳から「日光浴」の言葉が削除されました。地球温暖化対策が始まった頃、紫外線の害について様々な研究が報告されてきたのです。
しかしながら、紫外線はお肌でビタミンDを作る働きもあります。ビタミンDはカルシウムを骨に取り組むときに必要な栄養素なのです。ビタミンD不足すると「くる病」という病気も増えてきます。環境変化で紫外線と上手に付き合っていく必要があります。
紫外線を浴びすぎたり紫外線量が多い時間帯は避けたり、お肌のケアをしていきましょう。
質問 母乳の出が悪くなったのですがどうすればいいですか?
回答
寒暖の差が激しく、身体が冷えたり・新しい事が始まる時期で身体の凝りが強くなるなど原因が考えられます。身体を冷やさず、ストレッチなどをしてみましょう。(原因は、一部の例ですので、全てではありません。) 何か悩んだり困ったりしていることがあれば、市のホームページの子育てメールをご活用ください。 ひとつひとつ、解決していきましょう。
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