第11回にっこり写真コンクール入賞作品
第11回にっこり写真コンクールに多数のご応募ありがとうございました。カメラプリント部門には40名の方々から113点のご応募をいただき、厳正な審査の結果、最優秀賞1点、優秀賞1点、特別賞1点、太平洋写真学校賞5点、入選4点、佳作4点の合計16作品が入賞されました。また、インスタグラム部門には17名の方々から108点のご応募をいただき、グランプリ1点、準グランプリ1点、の2作品が入賞されました。ご応募いただきました皆様に、こころより感謝申し上げます。
カメラプリント部門
審査員総評 写真家 竹内 正
震災後2回目となる今回は、ヨシ原も大分回復して、撮影にも余裕が感じられました。
神楽は班を三つに分けたことにより、動きを読む目利きもできて良かったと思います。
念願の朝日撮影も出来、作品に表れていました。今回も自家プリントの中に
諧調の悪い作品が多く見られました。内容が良いのに拾えなかったことは残念でした。
コンテストや展覧会に出品の作品は要注意です。
最優秀賞
「黎明」 竹内 邦昭(石巻市) |
朝の光を最適なシャッター速度と露出で演出して、 神秘的な黎明の情景を余すことなく表現しています。 |
優秀賞
「ヨシの成長に感謝し、亡き人を思う」 須藤 真由美(横浜市) | |
「ヒカリ」の読み方が非常に良く、上手に使ってヨシ刈りの情景を表現しています。 |
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特別賞
「悪鬼の面」 及川 剛司(多賀城市) |
首を取った踊りの手の仕種を主役に、見入る子供の表情、囃し手の目線を脇役に、夜を徹して行われる法印神楽の |
太平洋写真学校賞
「願掛け」 岩城 剛(仙台市) |
日陰で色温度が高くなり青色に染まった背景を上手に生かして、 |
「追分の夜」 渡邉 正博(仙台市) |
夜空の星・引き込まれるような神秘的な情景です。 |
「月照」 相沢 開(石巻市) |
海水の流れをスローシャッターで流して、静かな月明かりの夜景を的確に表現しています。 |
「能に舞」 大友 悦男(仙台市) |
神楽の速い動きの中から、踊り手の面、手、特に足の動き等シャッターチャンスをつかみ取っています。 |
「気嵐の港」 板橋 毅(石巻市) |
気嵐のガスの中に浮かぶ漁の情景が印象的に描き出されています。 |
入選
「妖艶神楽」 橋本 幸子(柴田町) |
能舞の面に射す光と髪、作者の想いが的確に、 題名に表現されていると思われます。 背景の色使いも適切です。 |
「寒風をついて」 笹原 弘(仙台市) |
海面の淡い波模様、漁に出る船の微妙な間隔が朝の寒風を感じさせ、作者の意図が表現されています。 |
「静かなるヨシ原」 野木 一郎(福島県伊達市) |
曲線を描く水路にシルエットに浮かぶヨシ船、竿捌きの型がよく、 手前のヨシも効果的です。 |
「早春の思いで」 小檜山 裕行(角田市) |
ヨシの火入れはヨシ原の早春賦です。冬枯れのヨシに火が入り、 勇壮に燃え上がる様は、生への息吹が感じられます。 前面にヨシを写しこむとヨシ原の情景が写し出されたことでしょう。 |
佳作
「陽はまた昇る」 綱島 洋一(札幌市) |
昇朝日を捉える位置が最も難しい条件ですが、雲に太陽を一部掛けたことにより 陽光が優しくなり、映り込む反射も柔らかくなって、暖かみを感じます。 |
「174段を昇る」 阿部 康彦(石巻市) |
長い階段を歩いて登ることにより、ご利益を授かることでしょう。 後姿から真剣な歩みが感じられます。 左の願掛けの岩が効果的に生かされています。 |
「影絵の舞」 千葉 甲一郎(仙台市) |
神楽の舞を一歩下がって、影の動きを主題にしたことは類型的ではありますが、効果的に写しだされています。 |
「葦原情景」 阿部 安吉(石巻市) |
ヨシ船を大きく取り入れて、正面から、かい捌きの容姿を描いた常道が生きています。 人物の諧調が表現されている ことも評価されます。 |
インスタグラム部門
審査員総評 写真家 竹内 正
インスタグラムのコンテストも二回目になりましたが、 前回同様、型にはまった写真が多く、
インスタらしい 自由な発想の作品が無かったことは残念です。
グランプリ
日の出に向かってポーズを取る3人組のそれぞれの姿が
天に向かって、大きく羽ばたいているようで、動画の
シーンのような感動をうけます。
投稿者 nicolenosora
準グランプリ
決まったポーズから、神楽の力強さと美しさが感じとれます。
演じる二人の遠近感の誇張とバランスのよさが光ります。
投稿者 tetsuwest
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