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姉妹都市・友好都市



◆ 姉妹都市 茨城県ひたちなか市(平成18年2月13日締結)
◆ 友好都市 山形県河北町(平成18年1月30日締結) 
◆ 友好都市 中華人民共和国浙江省温州市(平成17年11月17日締結)
 
 石巻市とひたちなか市の両地区は、江戸時代から江戸と松前(北海道)を結ぶ海運の要衝として交流が深く、互いに繁栄を極めました。
 石巻が天保の飢饉に襲われた時には、ひたちなか地区から大量の救援物資が千石船で搬送されるなど、歴史的な深い交わりがあります。これらのことから、両市の友愛を基調として、更に親善を深め、相携えて共栄を図るために、平成18年2月13日に姉妹都市の締結をいたしました。

◆ ひたちなか市の紹介

 ひたちなか市は、平成6年11月1日、旧勝田市と旧那珂湊市の合併によって誕生した、99.03平方キロメートルの面積を有する人口約15万4千人の市です。 
 京から110キロメートルの距離にあり、茨城県の北東に位置し、南は那珂川を隔てて県都水戸市と大洗町、西は那珂市、北は東海村に接しています。
 市の東側は美しい碧の海・太平洋に面し、13キロメートルの海岸線が続いています。その海岸線の北端には、ひたちなか地区の   
阿字ヶ浦海水浴場
中心として位置付けられている常陸那珂港があり、定期連絡船のほかに、外国コンテナ船等が入港し、物資流通の要衝として整備が進められています。また、南端の那珂湊漁港では、初夏はカツオ、秋にはサンマの水揚げで活気があふれています。
 また、海岸線には阿字ヶ浦海水浴場をはじめ、平磯海水浴場、姥の懐マリンプール等があり、季節になると大勢の海水浴客でにぎわいます。
 そのほか、さまざまなアトラクションが楽しめ四季折々の花々が観賞できる国営ひたち海浜公園、花しょうぶが豪華絢爛に咲き誇る馬渡はにわ公園や、徳川光圀公が移植した黒松で有名な湊公園のほか、武田氏発祥の地にある武田氏館、彩色壁画が残る虎塚古墳、那珂湊おさかな市場など名所がいっぱいで、年間約170万人の観光客が訪れます。
 市内の平磯海岸には、今から約7500万年前の中生代白亜紀後期に堆積した地層が見られアンモナイトやウニなどの化石のほか、翼竜(ヒタチナカリュウ)の肩甲骨も発見されています。
 市の名産は、水産加工品と全国の生産量の8割を占める「ほしいも」があります。
 また、平成19年に第55回を迎える勝田全国マラソン大会には、全国から約1万人のランナーが参加し、冬の一大イベントになっています。
 旧河北町と山形県河北町とは、「同名」が取り持つ縁により平成13年1月に友好都市の盟約を締結し、以来両町町民による相互訪問や各種の事業実施により、交流を深めてきました。
 平成17年4月の石巻市の誕生を契機に、さらに全市的に親善を深め、教育・文化・産業などの交流を促進し、互いの繁栄を図るため、平成18年1月30日に友好都市の盟約を締結いたしました。

◆ 山形県河北町の紹介


 河北町は、山形県のほぼ中央にあって、万年雪を抱く月山や雄大な朝日岳、さらには、樹氷で有名な蔵王を遠くに望みながら、山形県の母なる川、最上川と清流寒河江川に囲まれた、風光明媚な環境にあり、人口約2万1千人、面積52.38平方キロメートルの町です。
 山形空港を表玄関とし、山形新幹線さくらんぼ東根駅からは車で15分、山形中央自動車道東根インターチェンジからは、わずか7分のところです。河北町は、早くから水田が開発され、米と紅花を中心に地域の振興を図り、最上川の舟運によって上方文化と直結しながら、優れた文化を伝えてきました。
 「雛とべに花の里・河北町」では、寒暖の差が激しい盆地特有の内陸性気候と、紅花栽培に最適と言われる気象条件を背景に、室町時 
河北町の紅花
代の昔から紅花が盛んに栽培されてきました。収穫された紅花は「最上紅花」として最上川を酒田に下り、そこでいったん北前船に積みかえられ日本海を渡って敦賀に上陸。さらには、琵琶湖・淀川を経由して京都・大阪に送られ、最上紅花の名声を全国にとどろかせました。
 当時は、全国の生産量の半分を最上紅花が占めたといわれています。現在は、「さくらんぼ」を始め「ラ・フランス」「りんご」などの果実類が盛んに栽培されています。
 毎年4月2日、3日に開催される「谷地ひなまつり」では、紅花交易による当時の繁栄ぶりをうかがわせる享保雛・次郎左衛門雛・御所人形などが旧家で一般公開されます。また、9月中旬に開催される400年の歴史を誇る谷地八幡宮の大祭「谷地どんがまつり」と「林家舞楽」や江戸時代、紅花商として財をなした旧堀米邸を復元し、古文書や紅染め衣装などの貴重な資料を展示している「紅花資料館」には毎年多くの人が訪れます。
 石巻市と温州市は日中両国政府の共同声明の原則と日中平和友好の精神に基づき、両市市民間の友好往来の一層の増進と相互協力及び両市の発展のため、平成17年11月17日に友好都市の締結をいたしました。

◆ 温州市の紹介


 温州は中国沿岸地域の中部、浙江省の東南部にあり、浙江省南部の政治、経済、文化の中心です。悠久の歴史を持ち、新石器時代末には人類が生活を始めており、南宋(12〜13世紀)の時代には既に貿易港となっていました。
 温州は中国では初めての外国資本の導入を目的に設けた14の開放都市の一つであり、また農村改革実験区、総合改革と金融体制改革の実験都市、都市の情報化・工業化の実験都市でもあります。
温州市内の風景
 気候は亜熱帯海洋性気候に属し、年間平均気温は18度、月最高平均気温28度、月最低平均気温7度で年較差や日格差があまりありません。降雨量は年間約1,900ミリ、年間を通じ温暖で厳冬期間がなく、一年を通して温暖な地ということで「温州」の名がついたといわれています。
温州市は、3区(鹿城、竜湾、甌海)、2市(瑞安、楽清)、6県(永嘉、平陽、蒼南、洞頭、文成、泰順)により構成されており、人口は約740万人、そのうち市街地人口は約131万人です。
陸地総面積は11,784平方キロメートルです。平野には河道がクモの巣のように縦横に交錯しています。海岸線の長さは355キロメートル、沿海には多くの島があります。海岸線の曲折など優越な条件がそろい、河港と海港が一体化する総合的な天然良港で、浙江省南部、福建省北部の貨物の出入り口になっています。
 海底資源としては、主に沿海と東シナ海大陸棚に石油、天然ガスなどがあります。金属類鉱物の資源としては、亜鉛、銅、アルミニウム、マンガン、すず、モリブデン、銀、鉄などの30余りの種類があります。非金属の鉱物は明礬石、高陵土、ホタル石、石英岩、花崗岩などがあって、その中の明礬石の埋蔵量は中国国内の80%を占めています。
 温州は水稲と水産物が豊富なことから「魚米の里」と言われています。山地を除く大部分の地域で水稲を年2回収穫でき、そのうちの7割の地域では、米のほかに大麦や小麦、アブラナなどを栽培しており、3期作地帯でもあります。そのほか、経済作物としてはお茶、蜜柑、砂糖キビ等160種類余り、西部の山々には大量の林木産品と動植物資源があります。海域面積は広く、洞頭、南鹿、楽清湾などの漁場を持っており、太刀魚、スズキ、ウナギ等370種類の魚が取れます。東部沿海諸県の砂浜ではアゲマキガイ、アカガイ、エビ、カニ、軟体動物などを養殖しています。
 温州の工業は、手工業を中心に発展してきました。青磁発祥地のひとつであり、製紙、造船、絹織物、漆器、革靴など中国の歴史上でもそれぞれ一定の評価を得ています。現在では、靴製造、製革、服飾、プラスチック、ライター、眼鏡、ボタン、低電圧器具、印刷、ペン、かみそりなどを専門とした経済圏を形成しています。中小企業は生産と取引のコストを下げるために分業、協業をしており、一定の地区内に集中して同類の製品を生産しています。
 交通通信は非常に発達しています。温州の空港は、多くの国内線と香港及びマカオへの定期便もあります。温州の駅は中国では始めて株式で建設された鉄道「金温鉄道」の終点駅であり、列車により北京、上海、南京、杭州等国内主要都市まで行くことができます。温州はまた、道路交通中心都市の一つで、国道が南北を貫通し、高速道路も整備されています。
 温州は風光明媚で、雁蕩山及び楠渓江という二つの国家クラス重点風景名勝区、烏岩嶺及び南鹿島の二つの国家クラス自然保護区、仙岩及び瑶渓等の省クラス風景名勝区、蒲壮所城や玉海楼等の国文化財があります。
 海外にいる温州出身の華僑は30万人以上、世界60カ国以上に在住しており、温州は「華僑の里」と呼ばれています。フランスには約8万人、イタリア7万人、オランダの3万人、米国の5万人、シンガポールの2万人、香港とマカオの2.5万人の温州出身者が生活しています。海外の温州人は主に飲食業で生計を立てていますが、商品生産、加工貿易に従事している人も多くなっています。