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大正時代の産業

更新日:2017年1月12日

高橋鉄牛著「復刻版 牡鹿郡案内誌」(昭和54年復刻,大正5年刊行)によると,稲井村は,戸数1100余り,人口8600余りで東西5里,南北3里の大邑(大きな村)であると紹介されています。
その頃の主な産業を以下に挙げてみます。今と比べてみても面白いかもしれません。
  ・井内・・・・・・・・・・・・・石材
 ・大瓜,南境・・・・・・・・農蠶(蚕)
 ・高木,水沼,真野,金山等・・・農蠶(蚕)のかたわら副業として薪炭
産額が多く地名を冠するものについては,井内石(仙台石,稲井石),真野畳,真野うどん,南境の藁細工等があり,いたるところで薪炭,竹材,生繭,穀菽(穀類と豆類)がとれると書かれています。また,「本郡(牡鹿郡)で最も古くより開けた土地」であるとも紹介されています。稲井石は,現在でも受け継がれていますし,真野には畳屋さんもあります。南境では,現在も,お正月のしめ縄飾り作りが盛んに行われていますよね。うどんについては,元船場にあるうどん屋さんが有名です。