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長谷寺

更新日:2017年3月17日

曹洞宗
 石巻・牡鹿三十三所巡礼33番札所
平安時代に平泉の藤原秀衡によって勧進されたと伝えられています。この寺には,十一面観音像が安置されています。これも,藤原秀衡の勧進と伝えられていますが,現在のものは,頭上にある一面を残して火事で消失し,その後に造り直されたと伝えられています。石巻では,最も古く格式のあるお寺で,昔は仙台藩の侍もおまいりしたほどです。また,たくさんの文化財も保管されていて,境内には鎌倉時代から安土桃山時代に至る70基余の板碑や石巻地方を代表する6つのお地蔵さん,毘沙門天様や阿弥陀仏様,慈母観音様の像もあります。

 ・十一面観音菩薩=観音堂の中には,寄木つくりで作られた十一面観音菩薩が優しいお顔を浮かべています。
 ・仁王像=は石巻地方では最も古く、江戸時代の重厚な作風が残っています。力強い姿で山門に立ち,寺を守っています。
 ・真野の萱原=途中の「萱原橋」を渡り,お寺に行くと山門下に,「真野の萱原」の一部が保存されています。万葉集・古今歌集の歌枕にも「真野の萱原」というのが登場してきます。特に,「片葉のあし」とよばれ、立秋の頃になると,葉は東南(京都)の方向に向くといわれ,安産のお守りとされています。

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本堂
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十一面観音菩薩
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観音堂内の絵
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仁王像
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真野の萱原
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萱原橋