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水沼の窯跡

更新日:2017年2月16日

水沼東のバス停から少し坂を上って奥に入ったがけには,焼物を焼いた窯跡があります。今では木がはえ茂って遠くから見てもよく分かりませんが,昭和59年(1984)発掘によって陶器窯跡と炭窯跡が発見されました。水沼窯跡の構造は東海地方の窯跡と共通して,特に渥美焼(愛知県)の窯跡に類似しています。 水沼窯跡の製品は12世紀平泉の泉屋遺跡と柳之御所跡などから出土していることから,水沼の製品は平泉藤原氏が渥美半島から高級陶器を製作できる工人をつれて来て平泉の河口湊に近い水沼で生産されたものと推測されていたそうです。

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水沼の窯跡全景
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