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10月4日(水曜日) 朝会講和

更新日:2018年4月2日

10月9日(月曜日)は「体育の日」で祝日です。「体育の日」は、スポーツに親しみ、健康な心身を培う日として、今から53年前に設けられました。平成12年まで、「体育の日」は、10月10日でした。今日は、なぜ、10月10日を「体育の日」としたか、お話ししたいと思います。

制定のきっかけは、53年前(1964年)の東京オリンピックでした。1964年といえば、日本が大きな戦争に負けた年から、わずか19年。日本にとって、東京でオリンピックを開催する、というのは、戦後の復興を世界に見せる絶好のチャンスでした。そこで、関係者は開会式は絶対に晴れる日を選びたいと考え、過去の気象データから、台風や、秋雨前線の影響のない10月15日と10日が最終候補に残りました。話合いの結果、土曜日で注目を集めやすい、という理由で10月10日が選ばれました。

ところが、台風の影響で、前日の9日までは、ぐずついた天気で、全国民が開会式当日の天候を心配しました。その心配をよそに、明けて10日は快晴。実況中継を担当していたHNKのアナウンサー(北出清五郎氏)は「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような、すばらしい秋日和でございます」と、感動を表現しました。

このオリンピックで、日本は、男子体操団体をはじめ金メダル16個を獲得しました。
  

そして、2年後に、10月10日を「体育の日」として、国民の祝日にしました。

平成12年、「ハッピーマンデー制度」によって、「体育の日」は10月の第2月曜日に固定されたため、今年の「体育の日」は10月9日の月曜日です。

3年後の2020年には東京で2回目となるオリンピックが開かれます。皆さんは、どんな種目に期待していますか?私は、陸上の400メートルリレーや、体操、水泳などです。障害のある人たちが参加するパラリンピックも同じく2020年、東京で開かれます。こちらも楽しみです。

10月7日から9日の3連休は、安全に気を付けて、この話を思い浮かべながら、運動したり、体にいいことをしたりしてみてください。